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プリウスPHV、5人乗りになる。住宅への電気供給も
2019年5月9日 15:20
トヨタは「プリウス PHV」を一部改良し、乗車定員を5名としたほか、クルマに蓄えた電気を住宅に供給する機能にも対応した。5月9日から発売し、価格(税込)は317万8,440円～426万6,000円。
今回の改良では、乗車定員を従来型の4名から5名とし、「大人5人がくつろげる、ゆとりの車内空間」を目指した。
加えて、クルマに蓄えた電気を住宅に供給する仕組み「V2H」に対応。災害などの停電時でも、プリウスPHVを頼れる蓄電池として活用できる。
具体的には、急速充電インレットに、外部給電機能(V2H)をオプション設定し、V2H機器と接続することで、プリウスPHVの駆動用バッテリーの電力を、家庭用電力として利用可能になる。あわせて、住宅の太陽光発電などで生じた余剰電力を、車両の駆動用バッテリーに蓄電することも可能で、「電力需要の平準化に効果が期待される」という。
充電時間も普段の200V用充電ケーブルを使った場合と比べ、約1時間30分と、大幅に短縮できるとする。
安心・安全装備も強化。駐車場から後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知し、注意喚起する「リヤクロストラフィックアラート」や、車両を上から見たような映像をナビ画面に表示する「パノラミックビューモニター」などを新たに設定。また、専用通信機DCMを全車に標準搭載し、遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けられる「eケアサービス」や「LINEマイカーアカウント」などのコネクティッドサービスに対応する。