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銀座線01系車両がBOSSの自販機に再就職。溜池山王駅に設置

東京メトロとサントリーコーヒー「BOSS」は22日より、退職した地下鉄車両「銀座線01系」を使用して制作した、世界に1台の自販機「THE VENDING TRAIN」を、東京メトロ銀座線溜池山王駅に設置した。設置場所は11番・12番出口中央付近。

設置場所。銀座線溜池山王駅の11番・12番出口中央付近

設置に伴い、車両が「THE VENDING TRAIN」として生まれ変わるまでの物語をドキュメントタッチで描いたスペシャル動画「働くって、いいもんだ。THE VENDING TRAIN」を、特設サイトや東京メトロの駅構内および車内ビジョンなどで公開。再就職に携わる「人」の存在や車両がまとう「仲間の空気」にこだわった動画としている。

働くって、いいもんだ。THE VENDING TRAIN|退職した車両が、自販機に再就職。

「THE VENDING TRAIN」は、1984年(昭和59年)1月から、昭和・平成の33年間、東京の地下を走り続けた東京メトロの車両「銀座線01系」をベースに、既存の自販機を特殊仕様のラッピングで覆った、世界に1台の自販機。

「銀座線01系」の先頭車両をイメージした外観、商品購入時に点灯する車両を模した疑似フロントライトに加えて、元車両ならではの仕掛けとして、東京メトロ現役車掌4人の声でさまざまなフレーズをしゃべる「ボイス機能」を搭載している。

「THE VENDING TRAIN」に人が近づくと「今日も『THE VENDING TRAIN』をご利用いただきましてありがとうございます」「お金のかけこみ投入は、おやめください」と声が流れ、商品取り出し口の扉を開けると「おつりの取り忘れに、ご注意ください」「足元にご注意ください。出口は下側です」。

さらに、商品を取り出すタイミングで「『THE VENDING TRAIN』をご利用のお客様にお願いいたします。一人でも多くのお客様がお買い求めになれるよう譲り合ってご利用ください。」と、全5種のフレーズを用意している。

自販機設置場所付近にはグラフィック広告が掲出される。

「THE VENDING TRAIN」グラフィック(一部)