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札幌の“副都心”に。新さっぽろ駅周辺を大規模複合開発

北海道 札幌市の「新さっぽろ駅」周辺の大規模複合開発が決定した。大学などの教育機関や商業施設、ホテル、分譲マンション、医療施設などを展開する。

I街区イメージ

大和ハウス工業が、大和リース、医療法人新さっぽろ脳神経外科病院、医療法人新札幌整形外科病院、医療法人記念塔病院、学校法人札幌学院大学、学校法人産業技術学園の6者とともにコンソーシアムを設置し、札幌市厚別区の「市営住宅下野幌団地」跡地などからなるG街区及びI街区(合計約49,000m2)を取得し、「(仮称)新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」として共同開発に着手する。

同プロジェクトは、G街区に大学などの教育機関、I街区に商業施設・ホテル・分譲マンション・医療施設を建設する。

新さっぽろ駅周辺地区は、札幌市の一点集中型の都市構造から、多核心的都市構造へ誘導するための「副都心」として位置付けられ、JR・地下鉄・バスターミナルなどによる一大交通結節点として、公共施設や商業・業務機能が集積。また、JR新札幌駅は、新千歳空港から札幌へ入る玄関口となり、道央自動車道のI.C.も近いため、道内各方面へのアクセスも良好という。

G街区イメージ

こうした立地を生かし、G街区に大学と専門学校を建設し、I街区に分譲マンションやホテル、商業施設のほか医療施設4棟を計画。開発総敷地面積は約55,700m2で、札幌ドーム約1個分。I街区では、各施設を「アクティブリンク(空中歩廊)」で接続し、JR新札幌駅北側とも空中歩廊でつなげることにより、歩行者の利便性を向上させる。

G街区の産業技術学園と札幌学院大学は、2021年4月に開学予定。I街区は2019年4月に造成工事着工し、地上30階建ての分譲マンションや12階建てのホテル、5階建ての商業施設などを順次建設。すべての施設の竣工は2023年3月を予定している。