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第一生命、認知症予防アプリとALSOK訪問サービスが付いた認知症保険
2018年11月20日 20:47
第一生命保険が、12月18日より、「かんたん告知『認知症保険』」を発売。認知症の「予防・早期発見」「心のケア」「保険金請求サポート」の3つの観点から、認知症予防アプリやALSOK「代わりに訪問サービス」などのサポートも提供する。
認知症予防アプリでできることは、2つの認知機能チェック、予防のための機能、見守り機能。
認知機能チェックの1つは、アメリカのスタートアップ企業 ニューロトラックが、エモリー大学のスチュアート・ゾーラ博士の30年の研究成果を元に開発した、「目の動きでチェック」という認知機能のテスト。動画を見ている目の動きをスマートフォンのカメラで撮影。その撮影された動画を独自のアルゴリズムとAIを用いて解析し、脳の状態および認知機能をチェックできるという。
もう1つは「パネルでチェック」。パネルの光る順番を覚えて、その順番どおりにタッチしていくことで、脳の調子を把握できるという。
予防のための機能については、脳の健康維持に有効とされる、「歩く」「脳トレ」「食生活の改善・習慣化」をするための「脳にいいアプリ」を本サービス専用にカスタマイズして提供。
見守り機能は、離れて暮らす家族が、被保険者の「認知症予防アプリ」の取り組み状況をいつでも確認できるというもの。
なお、脳にいいアプリはベスプラが提供しているアプリだが、本サービス専用にカスタマイズされたアプリの利用には、保険に加入する必要がある。
代わりに訪問サービスは、遠方の家族が電話をしても被保険者と連絡が取れない時などに、家族からの電話連絡を受け、無料でALSOKのガードマンが自宅の様子を確認し、結果を報告するサービス。家族を精神的にサポートするため、ALSOKと共同開発したという。なお、代わりに訪問サービスは、認知症保険契約2年経過後より、1年に1回の利用権利が付与され、契約保険期間を通じて最大5回まで利用できる。
そのほか、認知症相談ダイヤル、診断書取得代行サービス、指定代理請求特約、SOMPOケア介護相談サービスなどのサポートが用意されている。