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DVDプレーヤー、Blu-ray プレーヤー、Blu-rayビデオ、テレビ、AVCHDビデオ機器、各種ゲーム機、スマホ、タブレット、カムコーダーにシアターラック、HDDレコーダー、デジタルフォトフレームなどなど。身の回りのありとあらゆるものにドルビーが採用されている。少なくとも現代人の生活なら、起きてから寝るまでの間にドルビーと関わらずに暮らしていくのは難しい。
しかし、ドルビーが実際にどのような技術を持ち、どのような活動を行っているのか、知らない人も多いはず。今回は、「Dolby Watch」に掲載される記事を読み解く上でも役に立つ、ドルビーに関する知識をおさらいしてみよう。
ドルビーという名称は、1965年に設立した「ドルビーラボラトリーズ」の創業者、レイ・ドルビー氏の名前に由来している。ドルビーラボラトリーズは音声ノイズリダクション技術をライセンスする会社として創業し、「ドルビー」は技術名の一部として使われている。オーディオテープのノイズリダクション技術に注目し、いわゆる「サーッ」というヒスノイズを大幅に抑制する雑音低減技術を開発し、レコード会社に業務用機器として売り込むようになった。このテクノロジーは1960年代の音楽に多大な影響を与え、ドルビーなしには名盤の数々は生まれなかったといっても過言ではない。
ドルビーのノイズリダクション技術は、1968年には民生用にも提供されるようになり、1970年には、日本のオーディオメーカーであったナカミチが最初のドルビーノイズリダクション搭載カセットデッキをOEM用に作り、以降、一気にこのブランドが世に広く認知されるようになっていく。
ノイズリダクション技術を足がかりに、ドルビーが次に踏み出したのは、映画サウンド。上映装置における磁気ステレオサウンドをより手軽な光学ステレオフォーマットに置き換え、ステレオ4チャンネルサラウンド音声を映画館に普及させた。さらに、映画業界におけるサラウンド音声の推進、そして映画館同様のサラウンド音声を家庭でも再現するためのドルビーサラウンドにより、ドルビーのサラウンド技術は映画における標準的なフォーマットの座についたのだ。
その後、1985年にドルビーはデジタルオーディオ技術の研究を開始する。少ないデータ量でいかに高音質を実現するか、そのカギを握ったのは、そもそものドルビーの強みであるアナログレコーディングやノイズリダクションに関する研究基盤だったという。1992年には初のドルビーデジタル5.1チャンネル採用映画が公開。映画業界でいちはやくデジタルオーディオを実用化したドルビーは、周知の通り、その技術を現在は様々な領域に広げている。
『臨場感あふれるエンタテインメント体験を提供する会社』というのが、現在のドルビーをもっとも的確に表している。身近な例ではホームシアターで再生される映画コンテンツなどのサラウンド音声を実現するドルビーデジタルやドルビーサラウンド、3D映画上映の技術/コスト的な敷居を一気に下げたドルビー3Dなど、音響から映像まで、バリエーションに富んだテクノロジーを提供している。
ステレオからサラウンド音声生成したり、サラウンド音声を圧縮するための音声符号化技術、いわゆるコーデックがドルビーのメイン商品だ。インターネットにおける動画配信や、欧米のデジタル放送など、サラウンド音声を低ビットレート、高音質で伝送するための技術はドルビーに強く依存している。そしてドルビーは、これらコーデックのためのエンコーダーやデコーダーをハードウェア、ソフトウェアの両面から研究開発し、充実した商品ラインアップを揃えている。
ドルビーのもうひとつの技術領域、それがポストプロセッシングだ。例えば、2chの映画音声をマルチチャンネルサラウンドに変換したり、モバイル機器に搭載されるような小型スピーカーで再生する際の音質を後処理で改善したり、はたまたヘッドフォンを使用したときに擬似的にマルチチャンネルサラウンドを実現する技術もこれにあたる。
いずれにしても、それらの技術を支えるのは、ドルビーが長年にわたり取り組んでいる音響研究だ。人間の耳はどうすればノイズを感じにくくなるのか。人間の耳はどのようにサラウンド音響を感じるのか。いわば、人間の感覚はどのように音や映像を感じるのか、というのがドルビーの研究なのだ。
ほかにも、裸眼立体視の技術やHDR写真技術なども有しているドルビー。最上級の映画館から家庭のホームシアター、さらにはアウトドアで楽しむポータブルオーディオまで、あらゆる環境で最高のエンタテインメントを楽しむための技術を提供している。
ドルビーが実際に自社で製造している最終製品は業務用機器のみだ。ドルビーの技術が採用された製品で、一般エンドユーザーが実際に購入できるのは、ドルビーとライセンス契約をしたメーカー各社がハードウェアやソフトウェアにドルビーの技術を組み込み、製品として販売しているものだ。
ドルビーの技術を搭載した製品にはドルビーロゴマークを見つけることができる。アルファベットの文字「D」を左右対称に配したデザインで通称「ダブルD」と呼ばれている。DVD/Blu-rayプレイヤー、レコーダー、AVアンプ、テレビ、ゲーム機、ケータイ、パソコン……ドルビーロゴをつけた機器は枚挙にいとまがない。
ちなみに、ドルビーデジタルはDVD/Blu-rayビデオソフトにおける標準コーデックに採用されている。つまり、ドルビーのデコーダーを採用していないDVD/Blu-rayプレイヤーは、事実上存在しない。また、米国ではデジタル放送の音声コーデックにドルビーデジタルが使用されているため、米国のテレビ製品にも必ずドルビーのデコーダーが搭載されている。
また、家庭内ネットワークでコンテンツを配信する仕組みとしてのDLNAも動画プロファイルとしてドルビーが必須となっている。身近なところではデジカメやカムコーダーでハイビジョン動画を記録する際に使われているAVCHD規格も必ずドルビーに対応している。また、iTunesの音楽やRadiko、地デジの音声伝送などでお馴染みのAACコーデックもドルビーが共同開発に関わり、そのロゴはドルビーの登録商標だ。
2012年3月時点で、ドルビーからライセンスを受けて製造されている機器は全世界において61億1900万製品。まさに天文学的な数字だ。数が大きすぎてピンとこないが半端な数字ではないことは実感できるはずだ。
以上のように、ドルビー技術採用の民生用機器はもちろん、映画館や街の中など、生活の中のあらゆる場面で見かけることができるだろう。世界中の人々は一人当たり0.9台のドルビー製品を使っているという計算だから、先進諸国での普及率の凄さは想像に難くない。
ドルビー技術搭載製品
http://www.dolby.com/jp/ja/consumer/product/landing.html
ドルビーの影響力
http://www.dolby.com/jp/ja/about-us/careers/impact.html
ドルビーはなにも、「コーデックを提供して、はいおしまい」の企業ではない。映画音響のパイオニアとして、コンテンツが本来持っている音の良さを楽しめるように、コンテンツクリエーターからエンドユーザーまで、コンテンツ制作時から家庭で楽しむまで、制作、配信、再生に関するすべてのステージに製品や技術を用意している。映画館からホームシアター、テレビ、PC、モバイルまで、暮らしの中に溶け込んでいるあらゆるスクリーンのために網羅的に技術を提供しているのはドルビーだけだ。
映画監督が理想とする音質をそのままディスクに落とし込めるのか。その音声を映画館でさまざまな人に楽しんでもらうには。映画館の高音質をいかに家庭で再現するか。そして、スピーカー等にコストをかけるのが難しいケータイやノートPCといったデバイスであったとしても、少しでもいい音を出すにはどうすればいいのか。そうといったことを常に考えているわけだ。
ドルビー プロフェッショナル向けラインアップ
http://www.dolby.com/jp/ja/professional/index.html
現在はコンピューターやメディアの性能/容量が上がり、エンタテインメントでもBlu-rayなどで巨大なデータ量を惜しみなく扱えるようになってはいるが、他方でインターネット経由の動画配信がますます盛んでもあり、ドルビーの優れた圧縮コーデック技術の必要性はまだまだ高いといえる。
また、スマートフォンやタブレット端末といったモバイル製品が一般的となるにつれ、小型のスピーカーやヘッドフォンでも「いい音」を楽しみたいという需要はいっそう増しており、ドルビーのポストプロセッシング技術もそれにあわせて進化を続けている。
さらに、ドルビーは今、映画の世界でもういちど革命を起こそうとしている。その基幹となるのがドルビーアトモスだ。2012年4月に発表されたばかりのこの技術は、同時に最大128チャンネル(またはオブジェクト)までのロスレス音声入力データを扱い、5.1chから64chまでの出力で映画感に新しい音響特性を提供するものとして、業界の注目を集めている。まさに空間に音をレンダリングするという言葉にふさわしいテクノロジーだ。今後の映画コンテンツは、この技術を使ったものが主流となるはずだ。
ドルビー、映画館用の新オーディオ「Dolby Atmos」
-「音に方向を与える」。専用のJBLスピーカーも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120424_528906.html
【本田雅一のAVTrends】
サラウンドの常識を打ち破るドルビーATMOS
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20120529_536053.html
(Reported by 山田 祥平)
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