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マイナンバーカードの電子証明書を更新してきた 5年で期限
2025年4月11日 08:20
マイナンバーカードを発行してから5年が経ち、「電子証明書」の更新手続きをしてきました。
マイナンバーカード自体の更新期限は10年ですが、マイナンバーカードに搭載している「電子証明書」については期限が5年となっています。電子証明書を更新しないと、健康保険証としての利用やe-Tax等の電子申請、コンビニ交付ができなくなるのです。
筆者の場合はパスポートの更新や子供の保育園関係など、なにかと電子証明書を利用する機会がありそうなので更新することにしました。
電子証明書は、オンラインで確実に本人確認を行なえるようにするもののため、対面での本人確認が必要となります。スマホやパソコンではできないので、自治体が指定する窓口まで足を運ばなくてはいけません。
また、発行したのは2020年の半ばくらいだったと記憶していますが、有効期限が誕生日までとなるため、1月生まれの筆者は5年を待たずに期限がくることとなりました。
更新のお知らせは誕生日の3カ月くらい前に郵送で届き、実質4年くらいしか経っていない状態でお知らせがきたので、緊急性をあまり感じられず郵便物を放置していたらあっという間に更新期限が直前に迫っていました。
ようやく郵便物の封をあけ、筆者はそこで初めて窓口に行かなくてはいけないことを知りました。電子証明書というくらいだし、マイナンバーカードを使う手続きは今まで大体スマホで行なってきたからオンラインでサクッとできるだろうと勝手に思っていたのです。
郵便物にはどこの窓口が対応しているかは記載されておらず、まぁどうせ区役所だろうな、遠いな……と思いながらインターネットで調べてみると、筆者が居住する東京都千代田区では区役所管轄の出張所でも更新手続きができることがわかりました。
一部の自治体では更新の手続きに予約が必要な場合もあるようですが、千代田区は予約不要だったので在宅勤務時の昼休憩の時間を使って、近くの出張所に行ってきました。
窓口での手続きは簡単で、お知らせに書れていた持ち物(マイナンバーカード・有効期限通知書)を提示してサクッとできました。
なお、更新には最初にマイナンバーカードの電子証明書を登録した際に設定した「電子証明書の2種類のパスワード」が必要です。4桁のパスワード(利用者証明用電子証明書)と、6~16桁のパスワード(署名用電子証明書)で、もし忘れている場合は確認しておくほうが良いでしょう。
窓口の液晶モニターと端末を使ってパスワードを入力したら、手続き完了です。筆者が行ったときは前に1人手続きをしている人がいたので、待ち時間から更新完了まで20分ほど掛かりました。
普段あまり人がいない出張所なのですぐに終わるだろうと思いましたが、ほかに手続きをしている人がいる可能性もあるので、更新の際は少し時間に余裕を持ったほうが良さそうです。
更新後、念のためスマホのマイナポータルアプリから、マイナンバーカードでログインできるか試し、こちらも問題なくログインができました。
なお、Androidスマートフォンでは、電子証明書を内蔵できる「スマホ用電子証明書」の更新も必要になります。スマホ用電子証明書を利用している人は、こちらも設定しておきましょう。
5年前の2020年にはマイナンバーカードの発行で最大2万ポイントが貰える「マイナポイント」も実施されました。このタイミングでマイナンバーカードを取得した人が多く、今年は電子証明書の有効期限が迫ってくる人も多いでしょう。電子証明書はなにかと利用する機会があるので、期限内に余裕をもって更新することをおすすめします。