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コーヒーメーカー、電子レンジ、炊飯土鍋、ネットスーパー【私の2024】

【私の2024】編集部員が2024年に使って気に入ったモノ・サービスなどを紹介します。

タイガー コーヒーメーカー ACE-V081

タイガー コーヒーメーカー ACE-V081

今年はいろいろな家電を買い替えた年でした。我が家のコーヒーメーカーは「大量に作って大量に消費する」というスタイルに従い、真空断熱のステンレスサーバーを使う大きめのモデルを選んでいます。毎日朝に6杯分(1杯120ml)を作り、1日に3回飲む、というルーチンなのですが、サーモスの製品を3年ほど毎日使い、「サーバーの中栓(フタ)の分解」に不満を覚えるようになってきました。

このモデルの中栓、パーツ同士のはめ込みを力をかけて分解する構造で、グーッっと力を入れてバクッと開ける必要があります。3年間毎日毎日これをやっていると、特に冬などは台所で指先が濡れたり滑ったりして苦痛に感じるようになってきました。もっとラクに分解できる中栓のステンレスサーバーはないものか……と代替製品を探し始めるに至り、ある意味では王道のタイガー(のステンレスサーバー)にたどり着きました。こちらの製品の中栓は大して力を入れずとも簡単に分解でき、イライラが減ってとても満足しています。

サーバーの代わりにステンレスボトルを置いて直接抽出できたり、ドリップバッグ向けに「お湯だけハンドドリップ風に出すモード」があったりと、地味に便利な機能が備わっているのも活用の幅が広がって気に入っているポイントです。

タイガー 電気ケトル PTQ-A100HS

電気ケトルはすでにタイガーの製品を使っていたのですが、気まぐれに漆塗りの汁椀を買ってみたところ取説には「熱湯を入れるのは避け、80℃ぐらいにして」との注意書きが。温度調整できる電気ケトルを購入する口実を得た訳ですが……結局「漆塗りの汁椀にインスタント味噌汁を入れ電気ケトルからお湯を注ぐ」というシチュエーションは「なんかもったいない」という理由で訪れず(もっと安い汁椀を使ってしまう)、「PTQ-A100HS」をやや持て余し気味でした。

変化が訪れたのは寒くなってからで、希釈タイプのカルピスをホットで飲みたい時です。入れるカップにもよりますが、お湯を80℃や70℃に設定すれば飲みやすい温度で仕上がり、すぐに飲めます。ホット飲料を飲みがちな寒い時期には活用できそうです。

ツインバード センサー付フラット電子レンジ DR-F282B

2020年の引っ越しで古いターンテーブル式の電子レンジを手放し、オーブンレンジを購入しましたが、はっきりいって失敗でした。電子レンジ部分が「ライフスタイルとまったくマッチしていなかった」のです。

ざっくり言うと、買ったオーブンレンジは「家族向け」で、電子レンジ部分は、作り置きや余り物を翌日にオートでちょうどいい具合に温められる、というもの。私は一人暮らしで自炊もあまりしないので、電子レンジで温めるのはコンビニ弁当や冷凍パスタ・うどんなどがメイン。こうした時間指定がしてある商品は、オーブンレンジの電子レンジだと温めムラがひどく、本当にいろいろと工夫しましたが、うまく温められませんでした。ターンテーブル式の電子レンジを使っていた頃は、コンビニめしの温めムラとは無縁だっただけに、残念な部分で、3年以上使いましたが我慢するのをやめました。

これらは性能の問題というより、このオーブンレンジの電子レンジ部分は「一人暮らしのコンビニ弁当・冷凍食品がまったく眼中にないコンセプト・設計である」と解釈するに至り、オーブン部分を活用してくれそうな友人に製品を譲って、私は新しく電子レンジ専用製品を買いました。

このツインバードの「DR-F282B」は温めムラを抑える技術が複数搭載されていますし、前述のようなコンビニ弁当や冷凍食品の温めでも、完璧ではないものの95%ぐらいは成功しているという感触です(温まりきっていない部分が5%ぐらいあるというイメージ)。プラス10~20秒ぐらいの調整でほぼ不満のない温め具合になる印象で、少しの工夫で十分カバーできる範囲です。自分のライフスタイルに合っているという意味でもとても満足できています。

華月 大黒ごはん鍋 3合

華月 大黒ごはん鍋 3合

週末にご飯を多めに炊いて残りを冷凍保存、平日は冷凍ストックを切り崩していく、というスタイルが定着しているようですが、週に一度の炊飯ならもう全自動とかいわずに土鍋で炊いちゃおうと思い、探してたどり着いたのが炊飯用の土鍋。ガス火を使うのでタイマー駆動やほったらかしにはできませんが、浸水含めて1時間程度で終わりますし、何よりめちゃくちゃ美味しい。

買ったのは土鍋で有名な萬古焼の窯元「華月」のもので、火加減の操作が不要で扱いやすいのも特徴です。冷凍したものを解凍してもちゃんと美味しいのが嬉しいですね。ご飯はこれでしか炊かなくなり、我が家の定番になりました。

オムロン 体組成計 KRD-603T2-W

体組成計が古くなり表面がサビてきたので、オムロンの「KRD-603T2」に買い替えました。最大の特徴はBluetoothでオムロンのスマホアプリと連携できる点で、Googleの健康関連のアプリ・サービスとも連携できます。

自動化も進んでいて、体組成計に乗ると電源が自動的にオンになり測定され、初期選択の登録ユーザー番号1を足の指でピっとタッチして決定すれば、Bluetoothで自動的にスマートフォンにデータが転送され、その後体組成計の電源がオフになります。なので、乗る、測定後1回タッチしてユーザーを決定する、の2つのアクションだけで測定が完了します。朝の起きた直後(寝ている間の基礎代謝により1日の中で体重が最も軽い)と、寝る前(1日の中で最も重い)の2回の計測が推奨されており、スマホアプリで平均値を見ていくと体重の推移が分かりやすいです。

ネットスーパー

この冬、全く触れていなかったネットスーパーを使い始めました。歩いて数分の近所にスーパーがあり普段はそこを使っていますが、長く通っていると、「ドリンク関連」が億劫に感じるようになって来ました。買うブランドがだいたい決まっていて、賞味期限が比較的短く、ちょっとでもまとめ買いすると重くなるからです。

そこでAmazonのネットスーパーについて改めて調べて見たところ、自宅が「Amazonフレッシュ」「ライフ」「成城石井」のいずれでも配達の圏内であることを知りました。送料はかかりますが、筆者宅はエレベーターなし物件の4階ですし、荷物が重くなるなら、運んできてもらう苦労に見合った料金と言えそうです。

1リットルサイズの紙パックの野菜ジュースやフルーツドリンク4~6本を恐る恐る注文してみたところ、配達時間は注文の2時間後とかから指定できて、頭では分かっていましたが「そんなにすぐ届けてくれるのか」と感動。冷凍食品も注文してみましたが、配達バッグはしっかりとした保冷タイプで、凍った状態で届きました。感覚としては近所のスーパーの買い物代行といった感じでしょうか。肉や魚、惣菜は自分でスーパーに行って選びたいですが、買うものが決まっていて、ちょっと重い商品がほしいという時に、便利に使っています。

太田 亮三