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温泉で癒し、ガジェットで楽しんだ一年【私の2024】

【私の2024】編集部員が2024年に使って気に入ったモノ・サービスなどを紹介します。

早いもので、2024年も終わりを迎えます。今年を振り返ると、本当に内容の濃い一年だったと感じます。温泉に入りまくったり、例年通りガジェットを買い漁ったりと、節約を心がけたつもりが、結局昨年と同じくらい散財してしまいました。それでも、充実した時間を過ごせた2024年を振り返ってみたいと思います。

癒しを求めて訪れた名湯たち

私は温泉が大好きで、時間があれば温泉や銭湯巡りをしています。今年は関東から東北地方を中心に、数多くの温泉地を訪れました。

  • 青森県:酸ヶ湯温泉、津軽おのえ温泉
  • 秋田県:新玉川温泉、後生掛温泉
  • 岩手県:金ケ崎温泉
  • 宮城県:青根温泉、遠刈田温泉
  • 山形県:蔵王温泉
  • 福島県:会津温泉
  • 栃木県:那須塩原温泉、奥日光湯元温泉、小山思川温泉
  • 神奈川県:箱根温泉
  • 静岡県:伊東温泉、赤沢温泉

酸ヶ湯温泉は豪雪地帯として知られ、すでに3mの積雪を記録しているそうです。私が訪れたのは10月頃で、紅葉が見頃の時期でした。泉質は酸性硫黄泉で、白濁した源泉が特徴です。湯上がり後もしばらく体がポカポカと温かい状態が続き、pH値は1.7とかなりの強酸性です。温泉好きにはたまらない一湯でした。

新玉川温泉は「日本一の酸性硫黄泉」として有名で、pH値は驚きの1.2。酸ヶ湯温泉も十分酸性が強いですが、それをさらに上回る刺激的な泉質です。ちなみに、胃液のpH値が1~2と言われていることを考えると、その強酸性ぶりがわかります。筆者は入浴して2分ほどで肌がピリピリし始め、10分ほどで断念。私には少し刺激が強すぎましたが、独特の湯治文化を体感できたのは貴重な経験だったと思います。

後生掛温泉は、「泥火山」と呼ばれる地熱地帯に位置し、300年以上の歴史を持つ湯治場です。「馬で来て足駄で帰る 後生掛(馬で来て、帰りは歩いて帰る)」という言葉が伝わるほど効能が高く、泥湯パックが特に人気です。美肌効果や疲労回復を求め、私を含めて多くの入浴客が湯治をしていました。すでに3回ほど訪れている場所で、来年も入湯したいですね。

遠刈田温泉は蔵王連峰の麓に位置し、湯治場としての歴史が深い温泉地として知られています。立ち寄った「神の湯」は、青森ヒバをふんだんに使用した建物が特徴で、ヒバの香りに包まれながら入浴を楽しめます。泉質は硫酸塩・塩化物泉。浴場には「ぬるめ」と「あつめ」の2つの湯船が用意されており、温度はそれぞれ42~43度と44~45度。「ぬるめ」でもすでに十分な熱さですが、「あつめ」はさらに高温で、最初は熱さを感じつつも、次第に心地よさに変わります。この温泉の特筆すべき点は、入浴後2時間以上ポカポカが続くこと。冷えた体をしっかりと癒してくれる素晴らしい泉質でした。

今年は撮り忘れたため、2021年前後の写真

このように、さまざまな温泉地を巡りましたが、来年は大分県の長湯温泉に行きたいなと思っています。ここは世界的にも珍しい炭酸泉が湧出している地域です。銭湯には人工炭酸泉が多くありますが、そうでないのは珍しいですね。

PlayStation 5の稼働率を爆上げしたガジェット

毎年ガジェットを購入している筆者ですが、今年特に印象的だったのが「PlayStation Portal(PS Portal)」です。当初、PlayStation 5(PS5)専用のリモートプレイ端末として発売されたこのガジェットは、予想以上の便利さと使用感で、予定外の購入ながら大当たりでした。11月20日からクラウドゲームにも対応し、PS5がなくてもPlayStationのゲームが楽しめるように進化。これにより、ゲーム体験の幅を大きく広げる一台となりました。

有機ELで発色も綺麗です

筆者は主に、自宅にあるPS5をリモートで操作する用途で使用しています。専用端末らしい洗練された設計で、操作感は抜群。スマートフォンでのリモートプレイよりも大画面で遊べ、遅延の少なさやバッテリーの持ちの良さも魅力と感じたところです。さらに、PS5と同じコントローラーの操作感で遊べるため、ゲームプレイに没入できます。この使い心地のおかげで、PS5の利用頻度が一気に増えました。

寝ながら高画質でゲームができるのが魅力

寝る前にベッドで手軽にPS5のゲームが楽しめるため、この体験だけでも価格に見合う価値があると感じます。PS Portalは、PS5ユーザーに新たな楽しみ方を提供してくれる一台となりました。欲をいえば、もう少し軽くして欲しいのと、好きなイヤフォンで遊べるようにして欲しいですね。

佐々木 翼