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カセットボンベの耐用年数は? 防災用品の寿命を確認しよう
2023年9月2日 09:20
1923年9月1日の関東大震災から100年。9月1日は「防災の日」とされており、台風シーズンでもあることから防災用品を見直す人も多いのではないでしょうか。
万が一に備えた防災リュックの用意が普及していますが、定期的に中身の確認やアップデートをしておくことも重要です。特に電池や、自宅で使うカセットボンベなどは耐用年数が決まっており、使用期限が過ぎていないか確認することも必要です。防災の日を機に、自宅の防災用品について改めてチェックしてみましょう。
カセットボンベ
台風などで電気やガスが止まったときに便利なのかカセットコンロ。1家に1台は用意しておきたいところですが、あわせて使うカセットボンベは有効期限が決まっているのをご存知でしょうか。
保管状況によって状態が異なるためあくまでも目安ですが、一般的にカセットボンベは製造日から約7年以内に使い切ることが推奨されています。製造日は缶底に西暦年月日で印字されているのでチェックしてみてください。
なお、有効期限内だとしても、ゆがみが生じているもの、サビているものは、ガス漏れが起こり事故につながる可能性あるので使わないようにしましょう。
カセットボンベを捨てるときは、中身が残っている場合はガス抜きをしてから廃棄します。詳しい処理方法はイワタニのサポートページで詳しく紹介されているので参考にしてみてください。
電池
電池は防災リュックに入れている人も多いと思いますが、未使用でも自然に放電するため使用推奨期限が定められています。マンガン電池は2~3年、アルカリ電池は5~10年が使用推奨期限で、期限を過ぎても使えなくなるわけではありませんが、その期限内に使用することをすすめています。なお、二次電池(充電式電池)には使用推奨期限はありません。
使用推奨期限はパッケージや電池本体に記載されていることが多く、パナソニックでは以下2通りの方法で表示しています。
- 10-2031(2031年 10月)
- 10-31(2031年 10月
防災用の備蓄に適した、10年保存できる「防災電池」という商品もあります。期限の確認が面倒な場合は、備蓄用にこうした電池をストックしておくのもオススメです。
食料品
災害用に食料や水を備蓄している人も多いと思いますが、当然賞味期限があります。定期的に期限をチェックして、もし期限が近ければ普段の食事に使用して、備蓄用は新しく用意するのが良いでしょう。
衛生用品
除菌シートや汗拭きシートなどの衛生用品も、保管環境によっては中身が乾いてしまうことがあるのでこちらもしばらく使っていなければ確認するのが良さそうです。
また最近は衛生用品のラインナップが増えており、水を使わないシャンプーや指で磨く歯磨きシートなどもバリエーションが豊かになっています。
9月は台風シーズンなため停電や断水が起こる可能性もあり、水や電気が使えなくなった場合を想定した備蓄は用意しておいて損はないでしょう。意外なきっかけで急に品薄になることもあるので、余裕があるうちにぜひチェックしてみてください。