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お盆の高速道路、混雑は昨年の2倍以上

NEXCO東日本など高速道路各社は、8月9日~16日までのお盆期間中の渋滞予測を発表しています。それによると、下り方面のピークは、8月11日(金)、12日(土)、上り方面は夕方を中心に8月13日(日)~15日(火)までピークが続く見込みとなっています。

今年は新型コロナが5類感染症に移行し、行動制限の全くない夏休みということもあり、昨年よりも激しい渋滞が発生することが予想され、上り下りともに10km以上の渋滞が各地で頻発するようです。ここでは特に、30km以上の渋滞が発生するエリアを中心に確認していきます。

NEXCO東日本による渋滞頻度の予測

11日には前日深夜からの渋滞も

首都圏近郊の下りでは、11日の東北道 羽生PA付近で5時~13時に最長40km、東北道 矢坂北IC付近で3時~20時の間に最長約45km、関越道 高坂SA付近で5時~13時に最長30kmなどとなっています。

東名・中央道方面では、中央道 相模湖IC付近で4時~16時に最長約45km、東名 秦野中井ICでは、前日となる10日の20時~11日の16時まで最長約45kmと、深夜の時間帯に長時間にわたる渋滞が予測されています。また、10日には圏央道 八王子JCT付近の上り方面で6時~14時まで最長約30kmの渋滞も発生する見込みです。

12日からの下りは全体的に交通量は減りますが、東北道 羽生PA付近で6時~14時に最長約40km、東北道 矢板北PA付近で5時~19時に最長約40kmなど、引き続き渋滞が発生する予報です。

西日本で発生する主な下り渋滞は、11日の17時頃、E1 名神高速道路 旧山科バスストップ付近で最長約30kmです。

上りは13日~15日に分散

Uターンラッシュは13日から始まります。Uターンは15日までの間に分散するため、お盆前半の下り方面ほど交通は集中しませんが、各地で30km以上の渋滞は発生します。

13日の上りは、東北道 加須IC付近で14時~23時に最長約35km、関越道 高坂SA付近で14時~23時に最長約40km、東名 綾瀬スマートIC付近で12時~翌2時に最長約45km、中央道 小仏トンネル付近で12時~翌1時に最長約30km。

14日は、東北道 西那須野塩原IC付近で13時~22時に最長約30km、関越道 高坂SA付近で14時~23時に最長約35km、東名 綾瀬スマートIC付近で12時~23時に最長約30km。

15日は東北道 西那須野塩原IC付近で16時~18時に最長約30km、関越道 高坂SA付近で15時~18時に最長約30kmなどとなっています。16日は上下線とも30km以上の渋滞予測はありません。

渋滞発生回数は昨年より大幅増

今年は繁忙期の交通量がコロナ禍以前に戻りつつあります。お盆に発生する渋滞数も昨年より大きく増える見込みです。10km以上の渋滞が発生した回数を去年と比べると、去年が合計193回であったのに対して、今年は438回と大きく上回る予測です。そのうち、30km以上の渋滞は去年が合計10回だったのに対して、23回となっています。

なお昨年から、GWやお盆休みなどの繁忙期は、休日割引の対象外です。休日割引は、ETC搭載車を対象として、土日・祝日の0時から24時の24時間、通行料金を3割引するというものですが、渋滞軽減という名目で、繁忙期は対象外となりました。

このため、お盆期間となる8月11日(金・祝)、12日(土)、13日(日)は、土日・祝日であっても通常料金で、割引はありません。ただし、0時~4時までの深夜割引は通常の平日と同じように適用されます。

編集部