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ガーミン「Tactix 7」でスマートウォッチとの付き合い方が変わった【私の2022】
2022年12月23日 08:00
【私の2022】編集部員が2022年に使って気に入ったモノ・サービスなどを紹介します。
ガーミン「tactix 7 PRO」
個人的に今年一番の大物だったのが、ガーミンのスマートウォッチ「tactix 7 PRO Sapphire Dual Power」です。価格は170,500円と、これまで購入したスマートウォッチと一桁違う感じではありましたが、他にはあまりない無骨なデザインが気に入って購入しました。
デザインは今も気に入っているのですが、機能として気に入ってるのがディスプレイが「半透過メモリインピクセル(MIP)」を使用していることです。透過型のディスプレイはAMOLEDと違い、自発光しないため、消費電力が最小限です。メモリインピクセルは、ピクセルを一度表示すると消費電力を使わずにピクセルの表示を維持できる特徴があり、さらに消費電力が抑えられます。その上、ソーラー充電機能も搭載しています。これらのおかげで、画面を常時表示しても筆者の場合は20日以上バッテリーが持続しています。これまでスマートウォッチを毎日充電するのが面倒だったので、その悩みが解消しました。
また、常時表示といいながら、常時表示中は普段とは違う常時表示用の画面が表示される製品もありますが、この製品ならいつもの画面がそのまま常に表示されます。
本格的なLEDライトを搭載しているのも面白い特徴です。腕時計にLEDライトが付いているというのは意外と便利で、夜に犬の散歩をするときや、夜に車の中で捜し物があるときなど、その場で腕時計がLEDライトとして機能します。画面を白く発光させてライトとして使える製品とは異なり、独立したLEDライトが組み込まれていて、十分な光量があり実用的です。外出時は腕時計を身につけている確率は高いですから、ちょっとした時にすぐLEDライトが使えるのは助かります。
その他、高精度な衛星測位システム、センサー類、ミリタリーグレードの耐久性など、頼りになる機能が満載です。高価ではありますが、一般的なスマートウォッチにはあまりない機能も搭載されたれていて、これまで使っていたスマートウォッチにはない体験ができました。
ソニー「LinkBuds WF-L900」
ソニーのワイヤレスイヤフォン「LinkBuds WF-L900」も気に入っています。元々耳を覆わない系のイヤフォンが好きで今までもいろいろと購入しましたが、これは決定版でした。購入時の価格は23,100円です。
元々同じソニーのオープンイヤーイヤフォン「SBH82D」を持っていましたが、構造的に弱く、3本所持しているうちの2本は、特に強い力を加えたわけでもないのに、気がつくと折れる、という状態でした。それでも瞬間接着剤で接着すれば使えるので、使い続けていました。使い心地自体は非常に気に入っていて、音楽等を聞きつつ、外部の音も聞こえる便利なイヤフォンです。
ただ、もう少し強度があればなあ、と思っていたところにLinkBuds WF-L900が発売され、飛びつきました。見るからに以前のように壊れそうな構造ではなく、安心して使えます。今回はケースもありますので持ち運びも楽になりました。
使い勝手はこれまで同様、外部の音も聞こえ、かつ、音質はSBH82Dよりも向上しています。元々オープンイヤータイプを購入した時点で、音質は気にしていなかったのですが、音質が良くなるにこしたことはありません。カナルタイプのイヤフォンなどにはかないませんが、筆者としては十分な音質です。
SBH82Dが対応していなかった「マルチポイント」も便利で、家に居るときはPC、外出時はスマホと簡単に切替えられるようになりました。
eMTB用のヘルメットやプロテクター
本格的なeMTBに乗るようになり、新しいヘルメットやプロテクターを購入しました。ヘルメットはALPINAの「ROOTAGE」で、色はネオンイエローマットです。購入時の価格は16,701円でした。見た目が気に入った時点でほぼ購入は決まっていたのですが、可動式で大きめのバイザーが決め手になりました。直射日光を軽減するのにけっこう効果がありますし、進路上に木の枝などが飛び出しているときにも、これのおかげで直撃を軽減できます。もちろん別途ゴーグルも必須ですが。カーボンファイバーを使っていて重量が軽いのもよいです。ただ、正直、もうフルフェイスでいいんじゃないかと思うこともありますが。
なんだかんだでオフロード走行中は転ぶことがあり、何度か膝を怪我したことから、膝用プロテクターも購入しました。コミネの「SK-819 CEレベル2トリプルニーガード」です。価格は4,344円でした。元々バイク用で、膝からすねをしっかり守ってくれます。また、筆者のeバイクはペダルにスパイクが着いていて、普通に漕いでいる時は安定感抜群でよいのですが、地面に足を着いている時などに、ペダルがすねに当たるとスパイクが刺さります。ズボンの上からでもけっこう痛いのですがプロテクターをつけていればこれも回避できます。装着はマジックテープだったので若干不安でしたが意外と安定しています。
グラフィックボードが垂れ下がっているのが気になる問題を解消
最後に、自作PCをやっている人以外はまったくピンと来ないかとおもいますが、「Cooler Master ARGB GPU support bracket」が地味に気に入っています。デスクトップPC用のグラフィックボードを「支える」だけのパーツです。価格は4,949円でした。
なぜ、支えなければいけないのか。デスクトップPCに組み込むグラフィックボードは高性能なほど重く、大きいのですが、デスクトップPCへの装着は昔からマザーボード側とケース裏側のスロットという「2カ所」で固定するのがスタンダードです。四角い重たいパーツを2カ所でしか固定しないので、当然、固定されていない側は垂れ下がってしまいます。これが昔から気持ち悪いと思っていました。他のパーツはキッチリはまっているのに、グラフィックボードだけだらしなく微妙に曲がっているのです。気になります。
別に支えなくても実害はありません。これで壊れたという話もあまり聞いたことがありません。ただ、グラフィックボードがちょっと斜めになっているのが気になるだけです。以前からこれを解消するため、グラフィックボードを支えるパーツも販売されるようになっていましたが、どうせ普段はケースの中で見えないのでスルーしていました。
ただ、今年に入ってPCを新調した際、ガラス張りのケースを購入したところから事情が変わってきました。ケースの一方がガラス張りで、中身が見えるようになっているケースです。せっかくガラス張りなので、CPUクーラーやメモリ、SSDのヒートシンクなども光らせてお手軽電飾PC化してみたのですが、中身が見えると気になるのです。グラフィックボードが垂れ下がっているのが。PCの中身がよく見えるように設置したのでなおさらです。
そこでようやくグラフィックボードを支えるパーツを購入しようと思い、せっかくなので発光ギミックがある本製品を購入しました。
設置は簡単で、グラフィックボードの高さに合わせて調整し、発光用のケーブルを接続するだけです。すると当たり前ですが、だらしなく曲がっていたグラフィックボードが、「ビシッ」とまっすぐになりました。もうこれだけで気持ちがいい。
発光ギミックも、クリアなパーツのエッジ部分が光る仕組みで存在感はなかなかです。昔のSF映画に出てくる謎のメモリーカード風です。これでようやく、実害はないけれどグラフィックボードが垂れ下がっているのが気になる問題が解決されました。それだけのために5,000円かよ、というところもありますが、満足したので問題なしです。
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