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1月1日にスマホをタクシーに忘れた。LINEに助けられた
2022年2月21日 07:30
1月1日、新年早々スマホをタクシーに忘れました。色々あって領収書をもらい忘れ、タクシー会社がわかりません。タクシーを降りて数分でスマホがないことに気付きましたが、乗っていたタクシーの姿はもう見当らず。
私は普段、スマホの着信をスマートウォッチで受け取るようにしており、スマホ本体はサイレントモードにしています。なので夫のスマホから電話を掛けるもおそらく無音で気付かれず、誰かが出てくれることはありませんでした。
タクシー会社はわかりませんが、乗っていたのは最近主流のボックスタイプだったので大手のタクシー会社に当たりをつけて電話をしてみます。しかし、紛失してからまだ20分も経っていないので、当然該当スマホは見つかりません。
しかも電話をした3社のうち1社は、お正月三が日は問い合わせセンターがお休みとのこと。警視庁遺失物センターも1月3日までお休みで、もしこちらに届けられても受け取れるのは4日以降。
LINEの通知に望みをかける
かなり焦りましたが意外と脳は冷静で、とにかくできることは何でもやろうと思い、望みをかけて試したのがLINEの通知を利用すること。夫のスマホからLINEを使って、夫の電話番号と「スマホを拾った方、こちらに電話してください」というメッセージを送りました。
LINEの通知は、1つのトークルームから1つのメッセージしか表示されないので、夫と一緒に入っている別のグループトークも使い、2回に分けて電話番号とメッセージを送ります。
スマホをなくしてからまだ30分しか経っていませんでしたが、私にとっては3時間くらいに感じました。領収書をもらわずにタクシーでスマホをなくすと悲惨なことになりますが、1月1日にそれをやるといっそう悲惨です……。
ドコモの回線とモバイルSuicaを一時停止
LINEにメッセージをしましたが、すぐに反応はなし。まだやるべきことがあるので、拾った人から夫のスマホに電話が来ることを期待しながら、やるべき手続きをしていきます。
まずはスマホの一時利用中断の申し込みをすること。幸い、回線を契約しているドコモのお客様サポートは年中無休だったので、電話をして利用を止めてもらえました。
また、同じ電話でスマホが今どこにあるかを教えてもらうこともできました。場所を聞くと、タクシーを降りた場所から数駅離れたところだったので、タクシー内に忘れたことは確実です。
もう1つ困ったのがモバイルSuicaのオートチャージ。ドコモに電話して利用中断しても、モバイルSuicaは使える可能性があるそうです。もし拾った人にクレジットカードの限度額まで使われたら……と思うとゾッとします。
モバイルSuicaもブラウザからログインすれば一旦利用を停止できるので、こちらも夫のスマホを借りて一時停止。「再発行登録」という項目からできました。
諸々手続きをしながら、すぐに見つからなかったときのことを考えます。三が日が過ぎるまでスマホがない生活を続けるか、紛失したスマホは諦めドコモのケータイ補償サービスを使って新しいスマホを手に入れるか悩みましたが、なかなか結論が出ず……。
夫のスマホに知らない番号から着信がくる
もやもや考えていたところ、夫のスマホに着信が……! ドキドキしながら電話に出てみると、相手はタクシーの運転手さん。うおーーーー! LINEの通知を見て、夫のスマホに電話をしてくれたそうです。
話を聞くと、次に乗せたお客さんが私のスマホに気付いてくれ、運転手さんに渡してくれたとのこと。私たちが降りた場所からそう遠くないところにいて、同じ場所まで届けに行きますと言ってくれました。神……?
10分ほどでタクシーが到着し、無事にスマホは手元に戻ってきました。運転手さんには謝礼をお支払いしたかったのですが受け取れないとのことだったので、電話をくれた場所からここまでの運賃を払いました。
紛失に気付いてから戻ってくるまでは、なんだかんだ1時間しか経っていませんでしたが、新年早々本当に肝が冷えました。
私は普段LINEをよく使うので今回はLINEの通知を使いましたが、LINEのメッセージ通知を非表示にしている人もいるかと思います。その場合はSMSなど、自分のスマホで確実に通知が表示されるアプリから連絡をするのが良さそうです。
ちなみに、もし見つからなかったら加入していたドコモのケータイ補償サービスを使おうとしていましたが、紛失の場合は先に警察に届出を出す必要があるそうです。
申し込む際に、警察に届出をした際の「受理番号」、「警察署名」、「お届け日時」がないと代替品は手に入りません。また同サービスは、私が使っている機種(Galaxy NOTE 20 Ultra)では月額825円掛かり、代替品を入手する際も負担金が12,100円必要です。やはりスマホはなくさないに限りますね。そして今後はタクシーに乗ったら、必ず領収書をもらうことを心に誓いました。