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iPhone「Safari」の共有ボタン[↑]でできること。順番入替で使いやすく
2021年12月16日 08:15
iPhoneで閲覧中の記事のURLや写真などを友だちとシェアしたり、自分用のメモとして保存したりしますよね。今回は、利用頻度の高いSafariの[↑](共有ボタン)について深掘りしたいと思います。
ご存じと思いますが、基本的な挙動は以下の通り。[↑]をタップして、表示されたメニューからアプリを選択して、続きの動作を選択できるほか、URLのコピーや印刷などの操作が可能です。
ただ、初期設定では、アプリをインストールした順で左からアイコンが並びます。まったく利用しないアプリのアイコンも表示されていたりしまませんか? また、ずらりと並ぶSNSなどのアイコンも邪魔です。自分好みにカスタマイズして使いやすくしていきたいと思います。
なお、[Safari]を例に操作していますが、実は[Chrome]や[写真]などの他のアプリでも同様の設定が可能です。頻繁に[↑]をタップするアプリがあるなら設定を見直してみてみましょう。
アプリのアイコンを並べ替える
任意の順番にアイコンを並べ替えてみます。[↑]をタップ後にアプリのアイコンを一番右までスクロール、[その他]をタップして[App]のメニューを表示します。[よく使う項目]のリストに注目。このリストに登録することで任意の順番に並べ替えられるようになります。[候補]にあるスイッチONでは、[候補]のリストの順に並ぶだけです。
[候補]の[+]をタップすることで[よく使う項目]に追加され、順番を入れ替えられるようになります。名前そのまま「よく使う項目」というわけです。では[よく使う項目]に登録せずに、[候補]のスイッチをすべてOFFにするとどうなるか見てみましょう。
[AirDrop]は左端に固定、[メッセージ][メール][ブック]はメニューから外せません。あまり利用しないなら[よく使う項目]に登録してリスト下部に移動しておきます。結果的にメニュー右側に並びます。
実質的に[↑]のタップ時、すばやくアクセスできるのは[AirDrop]の右に並ぶ3つのアプリと考えて、取捨選択の目安にしてください。
「提案」のアイコンが邪魔
アプリのアイコンの上部に並ぶSNSなどのアイコン。iOSが気を利かせて「提案」してくれるのですが、使わない人には邪魔ですよね。誤送信の原因にもなります。設定で非表示にできます。
[よく使う項目]は他のアプリと連動する
[よく使う項目]に登録したアプリは、他のアプリとも連動します。例えば[写真]アプリです。[Safari]アプリの[よく使う項目]が[写真]アプリの[よく使う項目]にも表示され、その逆も同様です。ただし、特有のアプリは例外。[Safari]に対応していないアプリは[よく使う項目]に表示されません。
アクションのメニューもカスタマイズ可能
アプリのアイコンの下にチラッと見えている「アクションのメニュー」は標準状態では少し使いにくいと感じます。上からブックマークに追加する[ブックマークを追加]、ブックマークの中の「お気に入り」に追加する[お気に入りに追加]がありますが、頻繁にブックマークはしませんよね。
筆者としては、表示中のWebページで単語を検索する[ページを検索]は優先表示したいです。Webページをアプリアイコンのようにホーム画面に追加する[ホーム画面に追加]と記事を後で読める[リーディングリストに追加]の利用頻度も低め。URLをコピーできる[コピー]と、印刷できる[プリント]は優先したいと思います。[マークアップ]はWebページにメモを追加してPDFとして保存できる機能です。
ということで、[コピー][ページを検索][プリント]を優先的に表示したいと思います。メニューを上方向へスクロールして[アクションを編集]をタップします。
よく使うアクションを優先させるだけでも使い勝手が向上しますね。アクションはアプリごとに設定されますが、[よく使う項目]は他のアプリと連動することは見落としがちです。[Chrome]や[YouTube]など、[↑]をタップすることの多いアプリも考慮して[よく使う項目]を見直してみてはいかがでしょう。