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新IQOS「ILUMA」 従来モデルとの違いを写真で見る

フィリップ モリス ジャパンから、加熱式たばこの新型「IQOS ILUMA(イルマ)」が発売されました。従来モデルとの大きな違いはブレードがない点です。今回は実際にどのように変わったのか写真を中心に紹介します。

発売されたのは、IQOS イルマ プライムとIQOS イルマの2モデル。価格はイルマ プライムが12,980円、イルマが8,980円です。8月18日から全国IQOS ストアや渋谷の期間限定ポップアップストアで販売が開始されており、コンビニエンスストアを含む全国のたばこ取扱店舗では9月2日から順次開始されます。

新型「IQOS ILUMA」はブレードレスで汚れない

IQOS イルマ プライムとIQOS イルマの違いはデザインのみで、加熱式たばことしての機能は同じ。今回は、従来のIQOSのデザインを継承したというIQOS イルマと、従来モデル「IQOS 3 DUO」を比べることにします。なお、吸う際に使用する棒状のものを「ホルダー」、このホルダーを収めて充電するものを「ポケットチャージャー」と言います。

IQOS イルマ プライム(左)とIQOS イルマ(右)

IQOS イルマとIQOS 3 DUOを並べてみると、デザインはホルダーのボタンや形状に違いは見られるもののほぼ同じ、サイズはイルマのほうが若干大きいことが分かります。そのため、別売アクセサリーのドアカバーなどの互換性はありません。

IQOS イルマ(左)のほうが、IQOS 3 DUO(右)よりも若干大きい

外観は大きく変わっていませんが、中身が大きく変わっています。それが冒頭で触れた、IQOS イルマにはブレードがない点です。

IQOSを使ったことがある人はご存じかと思いますが、従来のIQOSは、たばこスティックをブレードに刺し、そのブレードがたばこ葉を加熱するという仕組みです。

IQOS 3 DUO。中央部分の板状のものがブレード

この仕組みでは、たばこ葉がブレードに付着するなどしてホルダー内部が汚れるため、小まめなクリーニングが必要でした。また、ブレードが折れる=IQOSが使えなくなるというケースもありました。これらの課題を、IQOS イルマではブレードをなくすことによって解決したわけです。

従来のIQOSでは、たばこスティックをホルダーから取り外す際、ホルダーを引き延ばしてブレードからたばこスティックを抜く、という作業が必要でしたが、IQOS イルマではその必要もありません。うっかりホルダーを引き延ばさずにスティックを抜いてしまい、たばこ葉がごっそりホルダーの中に残ってしまう、という煩わしさからも解放されます。

IQOS イルマにはホルダーを引き延ばす機構そのものがない

ブレードがなくなったIQOS イルマでは、たばこスティックの内側にステンレスでコーティングされた金属製の誘熱体を内蔵し、これにより加熱します。「スマートコア・インダクション・システム」と名づけられています。

そのため、従来のIQOS用たばこスティックでは使用できず、IQOS ILUMA専用たばこ「TEREA(テリア) スティック」を使う必要があります。価格は550円です。

実際にどのようなものが入っているのか、テリア スティックの内部を見てみたところ、たばこ葉に包まれるように金属の板が入っていました。なお、テリア スティックではたばこ葉側の先端も覆われており、たばこ葉が外側に一切露出していないことも特徴です。

IQOS イルマ プライムとIQOS イルマはどう違う?

IQOS イルマ、いいなと思ったら、IQOS イルマ プライムとIQOS イルマの選択に入りましょう。機能は同じなので、デザインで選ぶことになります。

IQOS イルマ プライム(左)とIQOS イルマ(右)のホルダー取り出し時
背面

充電の際に使用するケーブル接続端子の位置は、IQOS イルマ プライムが底面、IQOS イルマは側面です。ポケットチャージャーボタンとバッテリー状況を示す各種ライトの位置は、形状の違いによる差はあるものの、ほぼ同じです。

ケーブル接続端子の位置
ポケットチャージャーボタンや各種ライトの位置

別売アクセサリーに関しては、IQOS イルマではドアカバー(980円)やスリーブ(980円)が用意され、IQOS イルマ プライムではラップカバー(1,480円)やフルラップカバー(1,980円)が用意されます。これらにより、好みのカラーを楽しむことができます。

IQOS イルマ プライムはカバーを外して交換できる

そのほか共通のアクセサリーとして、ホルダーのスティック挿入口の色合いを変えられるリングセット(3色セット1,480円)が用意されます。