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子供のマイナンバーカードを取得。マイナポイントを申請した

マイナンバーカードの普及促進やキャッシュレス決済基盤の構築を目的として実施されている「マイナポイント」。マイナンバーカードを取得して申し込むと最大5,000円分のポイントが還元され、キャッシュレス事業者によってはさらに追加でポイント還元を受けることができます。

実施期間は2021年3月までの予定でしたが、マイナポイント還元の対象期間は9月末まで半年延長されました。マイナンバーカードの申請自体は3月までに行なう必要があるのですが、その後のマイナンバーカードの受け取りやマイナポイントの申し込みを9月までに行なえば、還元を受けることができます。

マイナポイントはマイナンバーカードを発行した本人が受け取るものですが、未成年の子供については親が代わりに申し込むことができます。子供がマイナンバーカードを持っても使い道はなさそうだな、と取得していなかったのですが、2021年春からマイナンバーカードが健康保険証として使えるという情報に背中を押され、子供のマイナンバーカードを取得、マイナポイントを申請してみました。

手続きは本人と同じ。子供は“写真撮影“が一番の壁

子供のマイナンバーカード手続きは、本人とほとんど変わりません。マイナンバーカードの通知カードが手元にある場合は、通知カードからスマートフォンやパソコンで申請できます。また、2021年1月からはQRコード付きのマイナンバーカード交付申請書が発行されており、すでに届いている人は窓口に行くことなく手続きが可能です。

マイナンバーカードQRコード付き申請書が来た! スマホだけで申請完了

通知カードが手元に見当たらず、QRコード付き申請書も届いていない、という場合は、自分が住む市区町村の窓口に行くと交付申請書を再発行してくれます。この申請書にもQRコードが記載されており、申請書を受け取りさえすれば後の手続きはスマートフォンから行なえます。

手続きの詳細は上記の記事をご覧いただければと思いますが、スマートフォンの登録は本人の写真もスマートフォンで撮影できるためとても手軽。最も難易度が高かったのは、証明写真なのにカメラを向けると変顔をする子供になんとか真面目な顔をしてもらうことでした。

マイナンバーカードの受け取りは子供同伴で

申請から1カ月ほどで交付通知書が届きます。申請は親が手続きできるのですが、受け取りは必ず本人である必要があるため、子供同伴で区役所などの窓口に行くことになります。我が家は子供を保育園に預けているため平日は難しく、土曜の午前中に対応してくれる区役所へ行きました。

子供宛ての交付通知書

マイナンバーカードの受け取りは本人確認のほか、いくつものパスワードをその場で設定する必要がありますが、未成年の場合は署名用電子証明書は不要であり、利用者証明用電子証明書と住民基本台帳用、券面事項入力補助用の暗証番号は同一でも登録可能なため、基本的には数字4桁の暗証番号を設定すれば終了です。マイナポイントの申請に使うので、忘れないようにしておきましょう。

数字4桁の暗証番号を設定

親と同じ事業者は選択不可。手続きはコンビニでも可能

マイナンバーカードを入手したらあとはマイナポイントを申請するだけ、なのですが、自分が申請したときとは1つ異なる点があります。それは「親と同じマイナポイントの事業者は選べないことが多い」ということ。1つの決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することができないため、異なる決済サービスを選択する必要があるのです。

ただし、物理的に別のカードを用意している場合であれば、同じサービスも選択可能です。例えばWAONカード1枚に複数人のマイナポイントを合算できませんが、WAONカードが人数分ある場合は、それぞれ分けて付与できます。

筆者は自分の申請にd払いを選んでいたため、子供のマイナポイントはd払い以外で選択。一時期に比べるとキャッシュバックのポイントも大きくはなくなっていますが、今回選んだのは最大で5,000ポイントが追加になるLINE Payです。

LINE Pay、マイナポイント申込で上限2500円の10%OFFクーポン2枚

追加5,000ポイントといっても、実際には最大で2,500円の割引になる10%クーポンが2枚発行されるという内容のため、5,000円の適用を受けるには25,000円の買い物を2回する必要があります。ただ、最大にこだわらずとも10,000円の買い物を2回できれば2,000円の還元で十分オトクなこと、使えるお店も家電量販店やファミリーレストランなど幅広いこともあり、これなら十分と判断しました。

申請はスマートフォンで行なおうとしたのですが、マイナンバーカードがうまく読み込めなかったため、コンビニで申請してみることにしました。

東京都のエリアではローソンのマルチコピー機またはセブン銀行ATMでマイナポイントの申請が可能です。LINE Payナンバーがよくわからなかったものの画面のヘルプから確認でき、手続き自体はスムーズでした。

セブンATMでマイナポイントを申請
事業者を選択
LINE Payナンバーと携帯電話の下4桁を入力
マイナンバーカードの利用者証明用パスワードを入力
連絡用の携帯電話番号の下4桁を入力して完了

マイナポイントの申請後は、3月31日までのLINE Pay利用で25%がLINEポイントとして還元されます。上限は5,000ポイントのため、LINE Payで2万円を使えば上限を達成。あとは別途提供されるクーポンで、10,000円以上25,000円以下の支払いを2回行なうことを目標にしたいと思います。

【更新】記事初出時に「親と同じマイナポイントの事業者は選べない」としていましたが、選べる場合もあるため記事を修正しました(3月28日追記)