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マイナポイントは還元額で「d払い」に決めた

7月1日から申し込みが始まった、使った金額の「最大25%」が還元されるマイナポイント。申込期間が2カ月間と長いことに加え、さまざまな事業者が後付けでポイントの上乗せ施策を発表していたこともあり、「本当にお得なポイントはどれなのか」を見極めるためしばらくの間申込みを控えていました。

しかし9月のスタートまで残り1カ月を切り、新しいポイント施策を発表する事業者も少なくなってきたタイミングで「そろそろ1つに絞ろう」と考えた結果、今回筆者が選んだのはNTTドコモの「d払い」です。

dポイントを選んだのは「還元ポイントの大きさ」

マイナポイント対応サービスの中で、今回筆者がd払いを選んだのはシンプルに「還元されるポイントが大きい」からです。

マイナポイントは全サービス共通5,000円分が付与されますが、d払いではさらに上限2,500円分のdポイントが付与されます。具体的には期間中d払いで20,000円を使うとマイナポイントとd払いの上限を満たし、7,500円分のポイントが還元されることになります。

d払いはマイナポイントと合計して7,500円をもらえる

さらに筆者の場合、d払いにdカードを紐付けているため、dカードを利用した際のポイント1%をもらうことができます。今回のマイナポイントで20,000円を利用する場合、わずかではありますがその1%として200ポイント、合計で7,700円分が還元されることになります。

上限までポイントを入手するには期間内に20,000円分の買い物をする必要がありますが、筆者は普段からd払いもよく利用しています。また、利用できる店舗も、大手コンビニやユニクロ、ビックカメラ、すかいらーくグループのファミリーレストランなど普段から利用する機会が多く、対象期間である9月1日から翌年3月までの7カ月間であれば十分に使えそうという手応えもありました。

マイナンバーカードの準備に加えて対応スマホの確認も忘れずに

マイナポイントの登録については別記事でも紹介されているとおり、事前に3つの準備が必要です。

・マイナンバーカードの取得
・マイナポイントを予約(「マイキーID」の発行)
・キャッシュレス決済サービスの登録

マイナポイントってなに? 9月からの“キャッシュレスでお得”に備える

d払いの申請前にマイナンバーカードの取得とマイナポイントの予約が必要

「マイナンバーカードを持っていない人は、取得まで1カ月近くかかるので早めに動きましょう」というのはそろそろ知られてきたかと思いますが、もうひとつ確認しておきたいのが対応スマートフォンです。

また、スマートフォンがNFCに対応していても必ずマイナポイント予約ができるわけではありません。筆者の場合、LGエレクトロニクス・ジャパンの「G8X ThinQ」を利用しているのですが、マイナポイントのアプリは対象外でした。幸いにサブ端末として利用していたPixel 3で予約できたのですが、手持ちのスマートフォンが対応していない場合は、市区町村などの窓口で手続きをする必要があります。なお、d払いの場合は、ドコモショップにも「マイナポイント予約・申込支援端末」が設置されます。

ソフトバンクのキャリア端末ながらG8X ThinQは対象外

チャージか買い物かの二択は目標金額が使い切れるチャージに

マイナンバーカードの取得、マイナポイントの予約が終わったらd払いの登録ですが、ドコモのマイナポイント対象サービスは3つの選択肢があります。

まず1つめはdカードの登録。これはd払いではないものの、支払方法としてdカードを登録すると500円分のポイントがもらえます。ただし、d払いの2,500円と比べると金額的なメリットが少ないため今回は対象外でした。d払いのアカウントはNTTドコモのユーザーでなくても無料で作成できることもあり、dカードにする理由はあまりないでしょう。

ドコモはd払いのほかにdカードもマイナポイントの対象

続いて本題の「d払い」ですが、こちらは「買い物のたび」にポイントが付与されるか、一定金額をあらかじめ「チャージ」するかという2つの選択肢があります。ポイント還元を最大限まで狙うためにはどちらも20,000円まで使うという前提で考えた場合、20,000円に到達したことがわかりやすいチャージのほうが使いやすいだろう、という理由で今回はチャージを選択しました。

対象となるのはチャージと買い物どちらか

なお、d払いのチャージは他のユーザーに送金できる機能がありますが、マイナポイントの対象となるチャージについては送金の対象外となるため、「チャージした金額を誰かに送金してポイントだけもらう」という使い方はできないことは注意しておきましょう。

あとは9月にチャージするだけ。ポイントをもらい損ねないよう注意

マイナポイント対象サービスは色々目移りしてしまいましたが、やっとd払いに決めたことで気持ちが楽に。あとは9月になってチャージするのを忘れないようカレンダーに登録するだけです。

マイナポイントにd払いを選択

キャッシュレス・消費者還元事業も6月で終わってしまい、各事業者のポイント還元もピーク時に比べるとだいぶ落ち着きはじめてきました。マイナポイントは今年最後の大規模還元チャンスかもしれないので、もらい忘れのないよう準備とサービス選びを済ませておきましょう。