いつモノコト
ポストに「ポン!」で送れる。メルカリでゆうパケットポストを使ってみた
2020年12月4日 09:10
11月に大手フリマサイト「メルカリ」の新しい配送方法として「ゆうパケットポスト」というサービスが始まりました。メルカリで取引した商品を郵便ポストから送れるというサービスで、メルカリユーザーの筆者にとっても魅力的。早速使ってみました。
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ゆうパケットポストに必要なものは、売却商品、メルカリアプリ、スマホ、専用箱の4点です。
売却商品は、メルカリでの配送方法に「らくらくメルカリ便」を指定。専用箱は全国の郵便局、ローソン、セリアなどで購入ができます。準備が整ったら、専用箱に荷物を梱包し、箱の2次元コードをメルカリアプリで読み取り、郵便ポストに入れれば完了です。もちろん匿名で送れます。とっても簡単です。
配送サービス利用料は200円(税込)。また、ゆうパケットポスト専用箱は1つ65円(税込)です。
まず魅力的だと思ったのが非対面ということです。一般的な配送では、伝票を用意し、梱包、店頭で店員さんに口頭で指示を仰ぎながら作業を行ないます。人との接触を避けたい昨今ではちょっと気になってしまいますが、ゆうパケットポストでは心配ありません。
専用ボックスに梱包したら自前のスマホでバーコードを読み取って、控えとなるシールを剥がせば完了。あとはポストに入れるだけです。無接客や伝票のペーパーレスで快適です。
ポストの数はコンビニの3倍
次に魅力的だと思ったのは「ポスト投函」という部分です。
筆者は千葉県と長野県を往復する機会が多く、売却時期によってはメルカリの出品商品も一緒に持っていっています。そこで気がついたのですが、地方に行くほどメルカリの匿名配送サービスを使うのが難しいということです。コンビニが少なく、メルカリ配送のためだけに車や自転車を使うこともありました。
長野で実感したのがポストの“数”です。筆者の環境の場合、コンビニまでの道のりには、ポストが3つあるので、“遠出”せずに配送が完了します。総務省「平成29年版 情報通信白書」の郵便事業関連施設数によると、ポストの数は181,523台。ンビニエンスストアの55,872店(JFAコンビニエンスストア統計調査月報2020年10月度)と比べると実に3倍以上です。ポスト投函のほうが使いやすい地域は多そうです。
また、筆者は11月中旬にコンビニにて荷物の受付障害に遭遇しました。システム不調により、その時は発送できずに持ち帰り、翌日配送センターまで持ち込みました。
その点、ゆうパケットポストは、荷物のある場所でバーコードを発行するので、障害があればその時にわかります。コンビニや宅配ロッカーの「PUDOステーション」は、システム障害時には使えませんが、ポストは「入れるだけ」なので、事前準備ができていれば問題なく配送できます。
筆者にとって、まさに「待っていました」のサービスでした。あえてデメリットをあげるのであれば専用箱が有料(65円/税込)という点です。しかし、ポスト投函の楽さ、コンビニのない場所での使い勝手などを考えると納得できる水準です。