ミニレビュー
レジ袋有料化に備え、一気にたためるエコバッグ「シュパット」を使う
2020年3月10日 08:15
義務化を前に進んでいるレジ袋有料化
「袋はお持ちですか?」。ここ最近、スーパーのレジ担当者に聞かれる機会も多くなっている、袋持参の確認。レジ袋の有料化が進み、袋がなければ1枚2円やら5円やら、お金を出して購入しなければならないお店が増えています。
環境省によれば、スーパーやコンビニエンスストアなどすべての小売店を対象に、2020年の7月からレジ袋有料化を義務付ける、とのこと。買い物は、仕事帰りやお出かけ帰りにフラッと立ち寄ることも多く、袋か必要であればその都度レジ袋を買わなければなりません。そんな無駄使いをなくすためにもエコバッグは今後の必需品です。
実際、筆者はずいぶん前からエコバッグを導入しています。頻繁に通うスーパーではすでにレジ袋の有料化が始まっているため大活躍です。
ただ、さらに進化したエコバッグが多数登場していて、もっと自分に合ったいいモノがあるのではないかと思い始めていました。そこで目にしたのが「Shupatto(シュパット)」というエコバッグ。ちょっと便利そうなので、小さいサイズの「コンパクトバッグM」(2,178円/税込)を購入して試してみることにしました。
コンパクトさはもちろん、安定感もうれしい
使い始めて約2週間が経ちますが、まず注目したいのがそのサイズ。丸めてコンパクトにたためるつくりなので、持ち歩きは手のひらサイズです。
今、筆者が使っているエコバッグは、バッグ本体とバッグを折りたたんでしまう収納ポーチが別。一方、シュパットは一体型、というか袋がない。だから収納ポーチが行方不明になって探すこともありません(筆者はこれをよくやる)。
使い方は、まずボタンを外して広げます。
中央のテープ部分を広げると蛇腹にたたんであった生地がのびて広がります。
荷物を詰めて……
持ち手を引き上げれば完成です。
荷物の重さでバッグの口がキュッと閉まり、どんな形の商品を入れても中身にフィット。中が見えないだけでなく、かさばる荷物を安定して持つことができます。
マチがないので最初は「生地のどのあたりに荷物を入れれば安定するのかな?」といろいろ考えながらモノを詰めていましたが、最終的に手持ちを引き上げてキュッとすればなんだかんだで安定することに気がつきました。レジ袋と同じように、重いものは下の方に、軽いものや潰れやすいものは上の方に乗せておけばOKです。
さらに優秀なのが口の部分。筆者がこれまでに使っていたエコバッグは、ほぼレジ袋と同じ形なので口の部分が閉まらず、安定感に欠けていたのが難点でした。でもシュパットは手持ちを引くだけで口が閉まり、食パンのように上に乗せると安定しないようなものもやさしく包み込んでくれます。
そして、シュパットの一番のすごさは、たたむのが楽なところ。ではやってみましょう!
荷物を出したら両脇のテープ部分を持ち、引っ張ります。
不思議なことに蛇腹に筋に沿ってきれいに生地がたたまれ、最初は「おー!」と声が出てしまうほど感動します(笑)。
両端のテープ同士を合わせるように半分に畳み、さらに半分に畳んで端からクルクル巻けば完成。ボタンで止めればもとの形に戻ります。
商品名通り、シュパッとやるだけで簡単に折りたためるんです! 一度シュパッとやるだけではうまく収まらない時もありますが、何度かシュパッと引っ張ればきれいに収まります。筆者は使い方がまずかったせいか、一度だけ手持ちのテープ部分がねじれてしまったことがあり、その時はうまく収納できませんでした。でもシュパッとする前にねじれを直しておけば問題ありません。
シュパットにはコンパクトバッグM(約320×300mm/縦×横)以外にも様々な種類があり、それぞれにカラーバリエーションも豊富です。
まとめ買いスタイルの人にはLサイズがオススメ
耐荷重は5kg、容量は14.5Lとたくさんのモノが入りますが、入れ過ぎると肩掛けができません。というか、私見を言えばMサイズは肩掛けには不向きです。手持ちで持ちやすいサイズ感なので、まとめ買いをする人や、重い商品を複数買うような時はLサイズの方が良いと思います。でも、筆者のように1日置きにちょこちょこ買い物をするタイプの人には容量もちょうどよく、かなりおすすめです!
気がつけば、私が通っているスーパーでも同じ商品が売られていました。やはり人気商品なのでしょう。色もまったく同じなので、買い物をする時はちょっと恥ずかしい(笑)。
レジ袋の完全有料化はもうすぐ。今はデザイン、サイズ、色とバリエーション豊富なエコバッグが販売されているので、ぜひ自分に合った使いやすいエコバッグを選んで、今からレジ袋が不要なスタイルに慣れておきましょう!