ミニレビュー

スマホで完結する「テプラ」。選べるフォントやイラストが楽しい

テプラ Lite LR30

「テプラ」使ったことあります? 会社でファイルなどをラベリングする時に使うシールのアレです。任意の文字列をすぐに印刷できて便利なのですが、会社のやつは堅苦しいフォントしかなくて、“ザ・仕事”って感じですよね。

今回紹介するのは、個人でも持っておきたいキングジムの「テプラ Lite LR30」です。スマートフォンで完結して、可愛らしいフォントやイラストも選べるのが特徴。オリジナルの似顔絵なども作成できます。

豊富なフォントやイラストに加えて、テープラインナップもいろいろ

本体価格は6,800円で、実売6,000円前後。消耗品のテープも柄物が展開されていて、4m巻きで実売300円程度です。1回あたり5cmとして80回も楽しめます。

テープは節約! と会社で怒られた記憶もありますが、自分専用のテプラ Lite LR30はガシガシ無駄遣いしたいところです。

必要なのは電池とテープとスマホのみ

テプラ Lite LR30の本体サイズは、約71×46×76mm(幅×奥行×高さ/カットボタン含む)、重量は約132g(電池、テープ除く)。単4電池4本とテープを含めても190g程度なので、持ち歩きも便利です。

電源は単4電池4本
テープをセットすれば準備完了

あと必要なのは、いつも使っているスマートフォンのみ。専用アプリ「TEPRA Lite」はあらかじめインストールしておいてください。

専用アプリ「TEPRA Lite」

イラスト入りラベルを印刷してみる

テプラ Lite LR30とスマートフォンは、Bluetoothで接続します。本体の電源を入れて、スマートフォンの設定画面からBluetoothをONにするだけ。1回ペアリングしたあとは、本体の電源を入れるだけで使えるようになります。

新しいラベルをイチから作ってもいいのですが、テンプレートからでもテキストやイラストは自由に変更できます。ものぐさな方にはもってこいですね。会社のテプラと違って、柔らかいフォントもいい感じです。

使い方は、トップメニューから[テンプレート]-[名前付け]をタップ。テンプレートを選ぶと編集画面に切り替わるので、イメージのテキスト部分をタップして、文字列を修正します。

テキストとイラストが重なってしまった場合は、ドラッグして移動。テキストを選択して[⽂字編集]ボタンをタップすれば、フォントやフォントサイズを変更できます。

気に入らないイラストは、左上の[×]をタップして削除。[絵文字]から好きなイラストを選びたい放題です。作業が完了したら[プリント]をタップですぐに出力されます。

[絵文字]をタップし、好みのイラストを挿入して、位置を調整しておく。そして[プリント]をタップ
印刷できた!

もちろん縦方向にも変更可能。イラストやテキスト選んで回転させます。

回転させたいイラストやテキストを選択して縦方向のボタンをタップ

お気に入りのラベルは保存できる

オリジナルのラベルは保存しておきたいですよね。画面下部の[保存]をタップしてください。トップメニューの[保存ファイル/印刷履歴]から呼び出せるようになります。

意識して保存しなくても、画面が切り替わるタイミングで、ラベルを保存するかどうかを頻繁に聞かれるので、保存漏れは少ないと思います。

[保存]をタップしてラベルを保存しておける

[似顔絵]の機能も使いどころがありそうです。例えば、似顔絵と吹き出しを保存しておいて、台詞だけ打ち替えて使うこともできます。テープを変えてラッピングに使ってもいいですよね。

輪郭や目鼻など、似顔絵は細かく調整可能
ちょっとしたお礼にも重宝する

新学期に役立ちそう

ところで、新入生のご両親が子どもの持ち物に付ける名札の数ってご存じですか? 約5割のご家庭で、31個以上だそうです。キングジムさんの受け売りですけど。

鉛筆、はさみ、のり、定規などなど、それくらいになりますよね。そんな時にもテプラ Lite LR30が役立ちそうです。写真を読み込めば手書き風のシールも量産できます!

[新規作成]画面から[写真]をタップし、手書きの文字を撮影して[ラベルへ挿入]をタップ。[プリント]をタップすれば完了です。

何枚でも印刷できる

名前以外にもイラスト入りの科目シールを作るのも悪くない。大人が使うノートのラベリングにも使えそうです。テプラ Lite LR30は、一家に一台あってもいいのではないでしょうか。

イラスト入りのシールもわかりやすい

伊井タカシマ