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JR西、遮断機・警報機がない場所への「踏切ゲート-Lite+」
2025年4月16日 13:06
JR西日本は、踏切警標だけが設置され、遮断機も列車の接近を知らせる警報装置もない「第4種踏切」への設置を進めている「踏切ゲート」に関して、トラクターなどの小型特殊自動車が通行できるよう改良した「踏切ゲート-Lite+」を開発した。
JR西日本中国統括本部では、リスクの高い第4種踏切の安全対策として、「踏切ゲート」および「踏切ゲート-Lite」の設置を進めている。これらにより、通行者に一旦停止、左右確認を促し、直前横断による踏切障害事故防止を図る。
踏切ゲート-Lite+では小型特殊自動車が通行できるよう、踏切ゲート-Liteから改良。高い施工性やコスト面での優位性を持ちつつ、踏切ゲートと同等の効果が得られることから、安全対策の迅速化を見込む。
踏切ゲート-Lite+は常時遮断式で、通行時には水平方向に押し開ける、または垂直方向に持ち上げて通行する。遮断桿の操作後は自動的に元の位置に戻る。設置位置は踏切一旦停止線付近。
2025年度に50踏切程度に設置できるよう、道路管理者および地元関係者との協議を進める。