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楽天モバイルはなぜ外国人に使われるのか 紹介キャンペーンと「やさしい日本語」

楽天モバイルは、MMD研究所が実施した「在留外国人の通信サービスに関する調査」において、「在留外国人が契約している通信サービスランキング」で1位を獲得したと発表した。同社は在留外国人向けの取り組みを拡充しており、契約が大幅に増加中で、楽天モバイルショップにおける全契約数のうち約25%を在留外国人が占める。

口コミで広がる「紹介キャンペーン」

MMD研究所による調査では、海外出身のユーザーが楽天モバイルを契約する理由として「利用料金」や「データ容量」を高く評価していることが判明している。調査対象者のうち21%の外国籍ユーザーが楽天モバイルを契約していた。また、25.2%の外国籍ユーザーが楽天モバイルの契約を検討していると回答、「乗り換え検討先ランキング」でも1位だった。

MMD研究所による調査

楽天モバイルを認知した理由は、「知人や同僚からの紹介」が最多。「楽天モバイル紹介キャンペーン」は外国籍ユーザーにも好評で、約半数がこのキャンペーンを利用しており、口コミなどを含め外国人のコミュニティで楽天モバイルの輪が広がっているとしている。

多言語対応や「やさしい日本語」

「楽天モバイルショップ」の店頭では、英語、中国語、ネパール語などの、多言語対応が可能なショップクルーの配置を実施している。また、「Rakuten最強プラン」のチラシや重要事項説明書などの、契約時に必要となる書類の多言語対応も行なっている。多言語対応の強化策として、通訳デバイスの「POCKETALK」を全国162店舗に導入済み。

それらの取り組みにより、「楽天モバイルショップ」における在留外国人の契約率は、前年と比較して8%向上、全体の25%を占めた。

今後は、「楽天モバイルショップ」だけでなく、オンラインでの契約における利便性向上を図るため、「楽天モバイル」公式サイトの表示言語について、日本語・英語以外の言語も追加予定。なお、ダウンロードできる資料はすでに多言語対応が進められている。

よりわかりやすい日本語で情報を発信する「やさしい日本語」のサービス設計コンセプトも採用。「Rakuten最強プラン」に関するチラシやダイレクトメール、月額利用料の支払いに関する案内などについて、わかりやすい日本語で記載している。料金未払い時の案内なども「やさしい日本語」で案内することで支払われる割合が増え、サービスの継続につながっているという。