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猫型配膳ロボのPUDU、セミヒューマノイドロボ「FlashBot Arm」
2025年4月4日 12:12
Pudu Roboticsは、商業サービス向けのセミヒューマノイド型具身AIサービスロボット「FlashBot Arm(フラッシュボットアーム)」を発表した。
FlashBot Armは、既存の配達ロボット「FlashBot」にロボットアームとAI技術を統合したモデル。ホテルやオフィス、レストラン、医療施設など多様な商業空間での自律作業に対応し、従来のロボットでは困難だった複雑な操作を可能にする。
本体には可動式の7自由度の二本腕と、同社が独自開発した11自由度の五指巧妙手「PUDU DH11」を搭載。最大2mの範囲で柔軟な作業が行なえ、ボタン操作や物品の把持(はじ)、運搬などが可能。既存のインフラ環境に大きな改修を加えることなく導入できる柔軟性も特徴となっている。
また、VSLAMおよびレーザーSLAMによる高精度な空間把握技術を用い、配送効率の向上を実現。開閉式のコンパートメントで物品の安全な運搬も可能とし、サービス提供全体の効率化を支援する。
インターフェースには大規模言語モデル(LLM)を活用し、音声やジェスチャー、表情などによるマルチモーダル対話を実現。自然な会話を通じてタスクの指示や調整が行なえる。
安全面ではRGBDカメラやLiDAR、パノラマカメラ、圧力を含む複数のセンサーを搭載。障害物検知による即時停止など、安全な人とロボットの相互作用における安全を確保する。