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Discordに「無視」機能 特定ユーザーを非表示に
2025年2月13日 18:39
Discordは、ユーザーが特定の相手とのやり取りを控えめに管理できる新機能「無視」を発表した。ブロックなどを送ることなく、特定のユーザーからのメッセージ、ダイレクトメッセージ(DM)、サーバー通知、プロフィール、アクティビティを非表示にできる。
無視を有効にしても、無視対象のユーザーは引き続きメッセージを送信できるが、受信者には通知されない。また、共有スペースでのタグ付けや返信も可能な一方、対象者のプロフィールは非表示、アクティビティは制限付きで表示される。
この機能の導入は、ユーザーのフィードバックを反映したもので、コミュニティから「ソフトで控えめな方法でコミュニケーションを管理したい」という要望が多く寄せられたことを受け、開発を進めたという。
無視を使うと、受信者は以下の通知等が非表示となる。
- 無視対象ユーザーのメッセージの非表示
- 無視対象ユーザーからのDMの非表示
- 無視対象ユーザーのサーバー通知の非表示
- 無視対象ユーザーのプロフィール・アクティビティ非表示
なお、無視を利用しても既にフレンド状態にある場合はフレンドから削除されないほか、フレンドではない場合、無視を設定した対象ユーザーからフレンドリクエストを受け取ることは可能。ただし、リクエストは通知されない。
さらに、DiscordはOpenAI、Google、Robloxなどと共同で、デジタルの安全に関する非営利団体「ROOST(Robust Open Online Safety Tools)」を2月10日に設立した。ROOSTは、児童性的虐待素材(CSAM)の検出・確認・報告を目的とした無料のオープンソースツールを提供する。
大規模言語モデル(LLM)を活用し、安全なシステムを強化・アクセスしやすくする。また、専門技術チームによるサポートを通じて、企業や組織が適切な安全対策を取りながらサービスの向上を図れるよう支援するとしている。