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スタバ、2000号店は「ティー」特化 唯一の「石臼」設置
2025年2月13日 17:30
スターバックス コーヒー ジャパンは、東京・銀座に2,000号店となる「スターバックス ティバーナ ストア 銀座マロニエ通り」を2月17日にオープンする。ティーに特化した「スターバックス ティー&カフェ」という業態で、銀座エリアでは初出店となり、同業態で唯一、石臼が設置される。
所在地は東京都中央区銀座3丁目7−3 銀座オーミビル地下1階。同ビルでは1階、2階に「スターバックス リザーブ ストア 銀座マロニエ通り」を既に展開しており、1階にベーカリー、2階にコーヒーストアを構える。地下1階にティー特化店をオープンすることで、3フロアを総称して「STARBUCKS GINZA HOUSE」と新たに名付けた。
「2,000号店を構える銀座3丁目エリアは、スターバックスの日本創業1店舗目である『銀座松屋通り店』、ビジネス利用を意識した『CIRCLES 銀座店』などエリア内だけでもさまざまな顔を持った店舗があります。この地にスターバックス ティバーナ ストアをオープンすることで、新たなストーリーをお客様に提供できればと考えています」(スターバックス コーヒー ジャパン 代表取締役最高経営責任者 水口 貴文氏)
スタバのDNAである「ティー」を2000号店に
2,000号店にティー特化の店舗を選んだ理由として、同社リテイル・マーケティング統括オフィサーの森井 久恵氏は次のように話した。
「シアトルにあるスターバックス1号店は『スターバックス コーヒー ティー&スパイス』という店名で、元々スターバックスはコーヒーや茶葉、スパイスの量り売りをする会社でした。ティーというのはスターバックス創業からDNAとしてあるもので、スターバックス ジャパン創業の地である銀座で改めて、コーヒーに次いでティーも深めていきたいという思いで2,000号店にティー&カフェという業態を選びました」
日本での「スターバックス ティー & カフェ」の展開は2020年からで、今回の銀座マロニエ通り店は16号店となる。銀座マロニエ通り店唯一の特徴となるのが、本物の石臼を設置した点。石臼で挽いた抹茶ビバレッジ(ドリンク)を提供する。
店舗限定の「GINZA」を冠した商品を用意し、「GINZA 石臼抹茶 ムース ティー & ストロベリー」「GINZA 石臼抹茶 フラペチーノ」「GINZA 石臼抹茶 ティー ラテ(HOT/Iced)」をラインナップ。
GINZA 石臼抹茶 ムース ティー & ストロベリーのみ、店内の石臼で挽いた抹茶を使用しており、1日数量限定での販売となる。宇治抹茶をなめらかなムースにし、ストロベリーソース、フレッシュクリーム、ホワイトチョコレート風味のシロップを重ねており、何度も変化する味わいを楽しめるとしている。
また、TEAVANAの茶葉を使用したブレンドティーは、他店では2~3種類の用意となるが、銀座マロニエ通り店は7~8種類を常時用意する。レギュラーメニューが7種類で、残りの1種類は季節ごとに変わるブレンドティーを提供。
1階、2階の「スターバックス リザーブ ストア 」においても、「GINZA」を冠した限定メニューを新たに用意。1階では、抹茶クリームを使用した「GINZA コルネッティ ボッコーネ 抹茶」、2階では「GINZA ダブルトール キャラメル マキアート」を提供する。
GINZA ダブルトール キャラメル マキアートは、バニラフレーバーシロップとスチームミルクにフォームミルクをのせ、その上からエスプレッソのダブルショットを注ぎ、仕上げにキャラメルソースをトッピング。
通常店のキャラメル マキアートよりも手作業の工程が多く、新たに名付けた3フロアの総称「STARBUCKS GINZA HOUSE」のコンセプトである「一歩踏み込んだクラフト(手作り)感」を感じられるメニューとしている。
なお、同商品を限定メニューに選定した理由として、日本1号店である銀座松屋通り店で初めてオーダーされたのが「ダブルトール ラテ」だったことを挙げている。
3フロアともに営業時間は7~22時。新店舗の「スターバックス ティバーナ ストア 銀座マロニエ通り」の店舗面積は285m2、席数は75席。