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福島駅東口再開発施設に体験型フードホール 福島の食材生かす
2025年2月12日 12:05
USEN&U-NEXT GROUPのUSEN Propertiesと、福島駅東口の再開発を推進する福島駅東口地区市街地再開発組合は、同再開発事業における複合施設内での体験型フードホールの企画・運営に関する基本協定を締結した。複合施設の開業は2029年度予定。
福島駅東口再開発事業は、福島駅東口周辺の低・未利用地を対象として、都市機能の更新と高次都市機能の集積を図るため建物の建替えを実施するプロジェクト。民間にて運営を行なう商業、オフィス、医療、住宅機能と、行政にて運営を行なう公共施設(大ホール、イベント・展示ホール)などを一体整備する。施行地区面積は約2ha、延床面積は約72,540m2。
基本協定は、USEN Propertiesと福島駅東口地区市街地再開発組合がフードホールの企画を共同で行なうというもの。福島は海や山など広大な自然に恵まれており、米・野菜・果物・肉・魚などの食材がそろっているとし、「食の宝庫」福島の魅力や食文化を福島駅前に集積させて市内外に幅広く発信する場所づくりを推進する。
背景には、福島市で進む居住地や商圏の郊外化、駅前に福島の食文化などの魅力を効果的に発信する施設が少ないという状況がある。
福島ゆかりの食材を生かした料理を提供する飲食店は駅前に点在しているものの、「初めて出張で訪れたけれど、どのお店に行けば良いか分からない」「県外から来た友達に美味しい福島の料理や地酒を紹介したいけれど、どこに連れて行こう……」「家族で色々なジャンルの料理を楽しみたいけれど、フードコートはガヤガヤしていて落ち着けない……」という声もあるという。
そこで福島駅東口再開発組合は、駅前に各地から幅広い層が集い、福島の魅力を体験できる、発信力の高い施設の1つとしてフードホールを企画した。
USEN Propertiesは、同社が持つ店舗用不動産のノウハウや最新の繁盛店情報をもとに、東京都内の人気飲食店や福島のこだわりの飲食店を誘致し、上質で洗練された賑わいのあるフードホールを実現するとしている。
また、USEN&U-NEXT GROUPが飲食店や小売店などの店舗・施設の顧客基盤に対し提供してきた、店舗・施設運営に必要な付加価値ソリューションを生かした、エンタメ×DXによる新しい体験型フードホールを目指す。
所在地は福島県福島市栄町5,8,9,10で、アクセスはJR東北新幹線・東北本線 福島駅から徒歩1分。