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「東京アプリ」まもなくスタート ポイント付与から「ポケットに都庁」目指す
2025年2月3日 11:21
東京都は、東京都公式アプリ(東京アプリ)を立ち上げる。2月のリリースを予定しており、10年後の2035年度に向けて、東京アプリに様々な行政サービスを集約していく。
1月31日に東京都の将来展望をまとめた「2050東京戦略」と、2035年をターゲットにしたデジタル戦略をまとめた「シン・トセイX 都政の構造改革QOSアップグレード戦略2.0(案)」を公表し、意見募集を開始している。
東京都アプリは、シン・トセイXにおける、都と区市町村の垣根を越えた「政策DX」推進のための中心に据えられており、同アプリに様々な手続やサービス利用の集約を進めていく。
2025年度に、「ポイントアプリ」として立ち上げ。東京都の各局で展開しているポイント制度を集約するとともに、社会的意義ある活動への参加にポイントを付与し、ソーシャルグッドの行動を可視化・参加促進を図っていく。まずは50局程度の参加を予定しており、その上で各局アプリや各種手続、施設予約等を一元化したアプリに進化させていく。
25年度には、地域や社会に貢献するとポイントが付与するといった施策を実施。28年度ごろには、各局ポイント事業を集約・活用拡大するとともに、複数局のアプリをポイントアプリに連携させる。35年度には、ポイントアプリを全ての局・区市町村が活用するほか、各種手続、施設予約等も一元化し、「スーパーアプリ」として展開。多くの都民が利用する便利で身近なアプリを目指すとする。コンセプトは「都庁をポケットに。」。
2025年の秋頃を目途にキャンペーンも実施予定。25年秋に対応予定のマイナンバーカードによる認証機能の実装にあわせて、東京アプリ利用のキャンペーンを展開予定。実施期間は1年程度で、令和6年度(2024年度)の最終補正予算案において799億円を計上している。
同キャンペーンでは1人あたり7,000ポイントの「東京ポイント」を付与。東京ポイントは決済事業者のポイントに変換して利用できる。また31日からは東京都アプリと連携する決済事業者等の募集も開始している。