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タッチ決済乗車、Mastercardに対応 stera transit

三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」にMastercardが対応する。10月17日から順次取り扱いを開始する。

stera transitは、日本全国各地の鉄道やバスなどで導入されている公共交通機関向けソリューション。これまでの対象ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯で、Mastercardについては長らく「順次追加予定」とされていた。

stera transitではQUADRACが提供する交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム「Q-move」を活用しており、MastercardがQ-moveに接続し、タッチ決済による交通公共機関向け乗車サービスを日本国内でスタートする。

乗車方法はこれまでの他のブランドと同様で、Mastercard(クレジット・デビット・プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等を、改札機や車内設置の専用リーダにタッチすることで乗車できる。

stera transitは、2024年度で180社まで広がり、'25年度は230社まで拡大予定。'24年度は36都道府県、'25年度は43都道府県に拡大する見込みで、'24年度は特に首都圏、関西圏など大都市圏での整備が進む予定。Mastercardのサービス開始により、stera transitはすべての国際決済ネットワークに対応することとなる。