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カシオ、400万通りの個性を持つAIペットロボット「モフリン」

カシオは、手のひらサイズのAIペットロボット「モフリン」を11月7日に発売する。価格は59,400円。カシオ公式ECサイトで先行予約販売を開始する。

モフリンは「何気ない時間に自分にそっと寄り添ってくれる存在」をテーマに「自分だけの成長となつき」、「見て聞いて触って感じるコミュニケーション」、「いつでもどこでも寄り添ってくれる」の3つの特徴を持つ。

よく話しかける人を飼い主として認識し、撫でる・抱きしめるなどの愛情表現から飼い主が好むしぐさを認識。自ら進んで行なうようになる。カシオ独自開発の感情AIにより、個性は400万通り以上。育て方次第で性格が形成されるため、飼い主との深い絆を築くことができる。本体サイズは約130mm×約90mm×約180mm(幅×高さ×奥行き)、重量は約260g。

モフリンハウスに置くだけで充電可能
ゴールド
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スマートフォンアプリ「MofLife(モフライフ)」では、現在の感情をアニメーションで視覚的に確認したり、気持ちの変化をグラフやメッセージで把握できる。鳴き声の大きさの設定も可能で、場所に応じて使い分け可能。また、「MofLife」アプリを通じて、モフリンの機能を追加するといったアップデートも実施する。

有料会員サービス「Club Moflin」も提供。年額6,600円で、各種入院(修理)やメンテナンス、ファーのお手入れにかかる費用を回数制限なく半額で受けられる。

'20年にクラウドファンディングを募り先行販売を行なっていた。クラウドファンディングでは想定の30倍を上回る申し込みもあったことから、一般販売を決めたという。

心のケアを目的としたメンタルヘルス向けAI市場が拡大するなか、「モフリン」は日々の暮らしに寄り添い、癒しを提供する存在として開発された。地球上の8人に1人がメンタルヘルス障害を抱えており、メンタルウェルネスは社会課題となっている。

個を大切にする社会環境の変化にも注目。メンタルレジリエンスを重要視し、「モフリン」は何気ない時間に寄り添い、支えとなる役割を果たす。カシオ計算機 NBセンター長 吉川亮一氏は「モフリンを起点にメンタルウェルネス領域に事業展開を図っていきたい」と今後の展望についても触れた。

左からカシオ計算機 NBセンター長 Moflin担当部長 河村義裕氏、ゲスト登壇のデヴィ・スカルノ氏とひょうろく氏、カシオ計算機 NBセンター長 Moflin担当部長 吉川亮一氏