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京成立石、駅舎デザイン決定 高架化・再開発による新しい街の拠点

京成電鉄は、京成電鉄押上線の連続立体交差事業に伴い新しく整備される京成立石駅の駅舎外装デザインを決定した。

京成電鉄は東京都および葛飾区と連携し、押上線 四ツ木駅・青砥駅間の延長約2.6km(事業区間約2.2km)の区間の連続立体交差事業を進めている。また、京成立石駅の北側・南側それぞれで、住居や商業等の再開発事業が進められている。

京成立石駅の駅舎の外装は、これらの事業を通じて新しい街へと発展していくことを踏まえ、コンセプトとして「これまでの立石の伝統・産業をこれからの立石に繋げる、新しい立石の拠点となる駅」を掲げる。

立石の地名は、立石8丁目にある「立石様」と称する奇石に由来している。また、現在の京成立石駅周辺は南北の商店街を中心とした商業の街となっているが、かつては川を活かした産業が盛んで、多岐な分野にわたる工業・商業地帯として発展してきた。

こういった歴史から、地名の由来である石材を想起させ、また川、工業・商業地帯の要素から鉄・アルミ製品を想起させるとともに、シンボリックな和模様や、川を想起させる青色を取り入れたデザインとしている。加えて、連続立体交差事業や再開発事業による新しい街との調和を図る。

秋に駅舎詳細設計着手、2025年度に駅舎詳細設計完了を予定している。