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中野区、デジタル地域通貨「ナカペイ」11月開始

東京都 中野区は、デジタル地域通貨事業を11月に開始する。愛称は「ナカペイ」。

ナカペイは、「誰もがお得に、気軽に、楽しく利用できる」というコンセプトの、中野区で利用できるデジタル地域通貨。区民、在勤者、在学者、来街者の全員が利用できる、中野区独自の「みんなでつくる地域通貨」にしていくとしている。愛称とロゴマークは、東京23区では初となる公募で決定した。

スマートフォンアプリを利用し、対象の加盟店にて決済ができるサービス。ナカペイの目標ダウンロード数は9万件以上(2025年3月末時点)で、目標の加盟店舗数は1,000店以上。加盟店の負担は軽減される見込みで、サービスが開始される今年度は初期費用、決済手数料、換金手数料はいずれも無料。

サービス開始に向けキャンペーンを開催予定。プレミアム率30%のデジタル地域通貨の発行で、1セット5,000円で1,500円分のポイントを付与する。1人につき10セット(50,000円)まで購入可能。またアプリをダウンロードした全員に500円分のポイントが付与される。

今後のスケジュールは、8月から利用店舗の登録を開始する。9月下旬にスマートフォンアプリがリリースされ、アプリダウンロードキャンペーンをスタートする。10月にはプレミアム付デジタル地域通貨の抽選販売の申し込みを開始、11月に決済サービスが開始される。

2025年度は、ナカペイで健康関連のポイント事業を開始する予定。今後は区の施設利用や各種手続きの支払い、区の給付事業への利用に拡大することも検討していく。