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Adobe Express、Google Slides連携など新機能
2024年7月18日 12:28
アドビは、Google、noteと提携し、ビジネスシーンで活躍する新機能をAdobeExpressに追加した。これにより、プロのデザイナーだけでなく、企業で様々なコンテンツ制作に携わるマーケター、人事、営業などの人々のデザイン業務を効率化するツールを提供する。
新機能は、「Adobe Express for Google Slides」「JOY Illustrations」「一括作成機能」「発表者モード」の4つ。
「Adobe Express for Google Slides」は、Google スライドの「拡張機能」からAdobe Expressを開き、画像編集ができる機能。背景の削除や色調補正、生成AIでのイメージ画像作成、Adobe Stockの素材を利用した編集を行なえる。
使い方は下記の通り。
- Google スライドの上部メニューから「拡張機能 > アドオン > アドオンを追加」を選び、「Adobe Express for Google Slides」をインストール
- 編集したい画像を選んで「拡張機能」から「Adobe Express for Google Slides」を選択し、好みのメニューを選択
- Adobe Expressの編集画面に遷移
- 好みのデザインを作成し、完成したら「挿入」をクリック
「JOY Illustrations」は、noteが提供するイラスト素材集から400点以上のイラスト素材を、Adobe Expressのアドオン経由で利用できる機能。商用利用可能で、プレゼンテーションスライドやビジネス資料、チラシやポスターなど、さまざまな場面で活用できる。なお、現在はデスクトップ版でのみ利用可能。
使い方は下記の通り。
- Adobe Expressの左側のメニューから「アドオン」をクリックし、「JOY Illustrations」と検索
- 利用規約に同意し「追加」をクリックすると、右側のパネルにイラスト素材が表示される
- キーワードやカテゴリから、使用したい素材を検索する
「一括作成機能」は、新しいアドオン「Bulk Create and Generate」を使用し、Adobe Expressで作成したコンテンツのバリエーションを簡単に作成できる。CSVテンプレートを使ってコンテンツ内の素材を紐づけることで、一括でテキストや画像を置換・複製可能。
さらに、一括で画像の「背景の削除」や生成AIを活用した「テキストから画像生成」ができる点も特徴。現在は英語UI、デスクトップ版のみ対応。
使い方は下記の通り。
- ベースとなるコンテンツを作成
- エディター画面の左側メニュー「アドオン」をクリックし、「Bulk Create and Generate」と検索
- コンテンツ内の置換したい画像やテキストを指定
- CSVテンプレートをダウンロードし、3で設定した要素と置換したい画像(ファイル名)やテキストを指定
- CSVファイルをアップロードし、画像素材を追加
- 自動的にコンテンツが複製される
「発表者モード」は、プレゼンテーションがよりスムーズに進行できるようになる機能。発表者用のノートと次のスライドのプレビューが表示され、スライドショーを効率的に進行できる。PowerPointの読み込みにも対応している。
使い方は下記の通り。
- Adobe Expressでプレゼンテーションを作成
- スライドの右下に表示されるノートのアイコンをクリックし、発表者ノートを追加。モバイルアプリの場合は、複数ページを表示し、下部のメニューから「発表者ノート」を選ぶ
- メニュー右上の「全画面表示」から「発表者モード」をクリック