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5大共通ポイント会員数は合計5.3億人 ICT総研調査
2024年7月5日 13:46
ICT総研は、共通ポイントの利用動向に関する調査結果を7月4日に公開した。調査はWebアンケートで6月20日~27日に実施。回答数は4,394件。
共通ポイントは、自社以外の店舗・サービスでポイントを貯めたり、利用したりすることができるポイントサービス。今回の調査は、CCCの「Tポイント」と、「Vポイント」が統合した新「Vポイント」が4月に開始され、共通ポイントの市場が大きく動くなか、共通ポイントの市場規模や利用動向を把握することを目的にした。
5大共通ポイントの会員数合計 '25年3月末に5億5,500万人か
アンケートでは、「楽天ポイント」「Vポイント(旧Tポイント含む)」「PayPayポイント」「Pontaポイント」「dポイント」の利用者が多い結果となった。この5つの共通ポイントは会員数公表値も高いことから、ICT総研はこの5つを「5大共通ポイント」とした。
5大共通ポイントの日本国内の会員数の単純合計は3月時点で5億3,300万人と推計される。会員数の単純合計は'22年から'23年までに17.6%増、さらに'23年から'24年までに4.5%増と順調に増加してきた。'25年3月末には、5億5,500万人にまで拡大すると見られている。国民1人あたり4.8社の共通ポイントの会員になっている計算になる。
貯めているポイントは、5大共通ポイントが各40%超え
アンケートにて、自社でしか使えないポイントも含む「貯めているポイント」を聞いたところ、楽天ポイントが回答率65.2%でトップ。Vポイント(44.9%)、PayPayポイント(43.7%)、Pontaポイント(42.2%)、dポイント(40.7%)が続いた。この5つが40%を超え、回答率が明らかに高い。これに続くのが、WAONポイント(27.0%)、LINEポイント(20.5%)、nanacoポイント(15.5%)で、ここまでが単独のポイントとして回答率15%を超えている。
また、「現在の残高をおおむね把握しているポイント」を併せて聞いたところ、こちらも楽天ポイントが56.4%でトップとなり、PayPayポイントが32.3%で続いた。「貯めている」と「残高を把握している」の差が小さく、意識して貯めている利用者が多いことが読み取れる。