ニュース

DNP、製本過程で生まれる「ほんの切れ端」をアートにアップサイクル

大日本印刷(DNP)とDNPコミュニケーションデザイン(DCD)は、アート作品のプロデュース等を行なうリフレクトアートと共同で、製本時に裁断する紙の周辺部分の切れ端を使ったアップサイクルアート商品「ほんの切れ端」を7月1日に発売する。価格は1,100円。

「ほんの切れ端」は、書類を製造するDNPの久喜工場で発生する切れ端を活用し、リフレクトアートのアーティストが一つ一つ手書きで彩色した一点もののアート商品。切れ端は、製本用の糊で束ねた形状となっているため、無地のページにメモ帳やノートとして自由に書き込んで使用できる。

(左)DNP久喜工場、(右)書籍製造工程で切り取る「切れ端」は糊付けされた冊子になっている

商品はリフレクトアートのアンテナショップ「ものとアート」の成田空港第2ターミナル店とグランスタ東京店(東京駅構内)で販売し、その後横浜赤レンガ倉庫店でも順次販売する。リサイクル商品を生活に取り入れる体験を通して、資源循環の大切さをユーザーに伝えるほか、収益の一部をアーティストに還元し、若手を中心としたアーティストの支援につなげるとしている。

(左)「ものとアート」2023年成田空港に出展時の様子、(右)「ものとアート」グランスタ東京店

サイズは5cm×15cm、5cm×20cmなど。ページ数は200~300ページ。