ニュース

ナビタイム、日陰情報が10分ごとにわかる「日陰マップ」

ナビタイムジャパンは、PC向け「NAVITIME」Web版の地図機能に、「日陰マップ」「並木道マップ」「お花畑マップ」を6月20日に追加した。建物や街路樹、3Dランドマークの日陰などが、地図上に3Dアニメーションで立体的に描画される。

季節性のある情報を視覚的に確認できる新機能。地図画面右上から、「日陰マップ」「並木道マップ」「お花畑マップ」の各マップを選択できる。

地図画面右上から、「日陰マップ」「並木道マップ」「お花畑マップ」の各マップを選択

日陰マップは、建物、街路樹、3Dランドマークの日陰情報を地図上に重ねて表示。画面下のスクロールバーを左右に動かすと、その日(0時~24時)の10分ごとの日陰の変化を確認できる。

太陽の動きと建物や街路樹、3Dランドマークの位置関係から日陰部分を計算して描画し、形状に合わせた実際の日陰に近い再現が可能。ビルの壁面に映る影まで描画するほか、街路樹や3Dランドマークの色が太陽の位置に応じて陰で濃くなるなど変化していく。対応エリアは全国で、街路樹や3Dランドマークは一部地域に対応。

日陰マップ。画面下のスクロールバーを左右に動かすと、その日(0時~24時)の10分ごとの日陰の変化を確認できる

並木道マップは、市街地の道路や小道沿いの並木や樹木を3Dの形状で表示する。既に提供している「航空写真」地図を活用し、AIによる並木道推論モデルに読み込ませることでデータベース化。さらに、東京都が公開する街路樹データと組み合わせ、ナビタイムジャパン独自にデータを生成する。歩道データと照合しているため、道筋に沿った形状で表示が可能。

日陰マップと組み合わせて利用することで、炎天下でも快適に歩けそうな道を見つけられる。春には桜の木を表示し、秋には緑の木々が樹木の種類に合わせて葉が黄色や赤に色づく変化も楽しめる。対応エリアは首都圏で、今後全国に拡大予定。

並木道マップと日陰マップを組み合わせ

お花畑マップは、開花に合わせて3Dアニメーションで花畑を動的に表現。花畑上のアイコンからそのスポットの詳細情報を確認できる。独自に調査した、全国の主要な花畑25カ所ほどに対応予定。

GPU技術を活用して花の形状を計算し、地図上に滑らかなアニメーションでの描画を実現した。現在は見頃を迎えているラベンダーを、北海道「日の出公園」「ファーム富田」、山梨県「八木崎公園」、紫陽花を東京「上野恩賜公園」、鎌倉「明月院」、京都「三室戸寺」にて表示している。7月以降は開花に合わせてひまわりやコスモス等も閲覧できるようになる。

旅行プランニング&予約サイト「NAVITIME Travel」とも連携し、関連する旅行ガイド記事を閲覧することも可能。

お花畑マップ