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Androidスマホでも「マイナンバーカード」搭載へ 年齢確認など可能に

Androidスマートフォンでも、現在より多くのマイナンバーカード機能を搭載する。30日にiPhoneへのマイナンバーカード機能の搭載時期が「2025年春」と発表されたが、Androidでも対応を進める。対応時期は未定。

Androidスマホでは'23年5月から、マイナンバーカードの「電子証明書」の機能を内蔵する「スマホ用電子証明書搭載サービス」が開始されている。生体認証でマイナポータルログインなどが利用可能となっているが、iPhoneではこの機能のほか、マイナンバーカードの「券面記載事項」(氏名、生年月日、住所、性別、マイナンバー、顔写真等)も搭載する予定。Androidでも時期は未定だが、券面記載事項を搭載していく。

券面記載事項の搭載により、本人確認だけでなく、年齢確認や住所確認もスマホだけで可能になるほか、本人が所有する国家資格証明書などもスマホ画面上で提示できるようになる見込み。これにより、マイナンバーカード自体を持ち運ばずに、スマホだけで完結できるシーンを増やしていく。

また、スマートフォンへのマイナンバーカード機能の搭載により、医療機関におけるマイナンバーカード利用の追加対応が必要となるが、「来春のiPhoneの対応後、一部の医療機関で速やかに開始する」(河野太郎デジタル大臣)としている。

なお、河野大臣はiPhoneにおけるマイナンバーカード対応で、2025年1月の確定申告に間に合うよう調整していると言及したことがあったが、31日の会見で「(対応は)なるべく来春の早い時期。アップルとデジタル庁が最善の努力をした結果。残念ながら確定申告には間に合いませんでした。すいません」と言及した。