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東京駅から臨海部を結ぶ「都心部・臨海地域地下鉄」 東京臨海高速鉄道が運営へ

東京都は2日、東京駅から有明・東京ビッグサイトを結ぶ「都心部・臨海地域地下鉄」事業について、整備主体を鉄道建設・運輸施設整備支援機構、営業主体を東京臨海高速鉄道と決定した。今後、東京都を含む3者において、事業検討を加速していく。

都心部・臨海地域地下鉄は、東京駅から有明・東京ビッグサイトを結ぶ約6.1kmの新たな地下鉄となる。11月に発表した事業計画案では、7つの駅の案などを示しており、計画をブラッシュアップした上で事業主体を決定した。計画案では、東京、新銀座、新築地、勝どき、晴海、豊洲市場、有明・東京ビッグサイトの7駅が予定されている。同案における概算事業費は約4,200~5,100億円。

東京都の小池百合子都知事は、「臨海部は、今後世界から投資を呼び込むポテンシャルを持っている。この地下鉄は、都心部と臨海部をつなぐ基幹的な交通基盤、『背骨』としての役割が期待されている。ベイエリアの鉄道網を充実させて、東京を魅力と活力ある都市にしていく上で重要な路線」と言及。臨海地下鉄の開通により、晴海の選手村跡地や築地などの沿線利便性を向上していく。