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BOLDLY、レベル4自動運転EV「ミカ」が公道走行可能に
2023年10月23日 17:04
ソフトバンクの子会社であるBOLDLYは、エストニア共和国のAuve Tech(オーブテック)と連携し、同社が設計・製造する自動運転レベル4対応の自動運転EV「MiCa(ミカ)」の日本仕様モデルを開発。10月4日に国土交通省関東運輸局長から基準緩和認定を受けて車両登録を行ない、自動車登録番号標(ナンバープレート)を取得した。これにより、「MiCa」の公道走行が可能になる。
BOLDLYは自治体などと連携し、2023年度中に全国6カ所で、公道における「MiCa」の実証走行を行なう予定。今後、BOLDLYが開発・提供する運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を利用しながら公道で実証走行を重ね、公共交通における「MiCa」の活用を推進し、「MiCa」の販売代理店として2023年度中に15台の販売を目指す。
BOLDLYは、2021年11月からAuve Techと連携し、2022年10月にはAuve Techと戦略的協業に合意。日本での車両のナンバープレート取得に向けた準備の取り組みを進めていた。
BOLDLYが自動運転車両のナンバープレートを取得したのは、「ARMA」に続く2車種目。乗車定員の違いから「MiCa」と「ARMA」は満たすべき保安基準に差分があるが、これまでの知見やAuve Techとの緊密な連携などにより、車両を輸入してから約6カ月間という短期間でナンバープレート取得を実現した。
「MiCa」は前方に大きなピラー(柱)があり、窓が小さいという特徴がある。運転手が着席した状態では視界が十分に確保できないため、車外カメラ7台と車内モニター3台を設置して、運転手の死角を補った。これにより、保安基準第21条(運転者席から運転に必要な視野の確保を定めるもの)における国内初の基準緩和認定を受けることが可能になった。
