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確定申告がスタート。マイナポータル連携が強化

令和4年度分の「確定申告」が16日から本格的にスタートした。所得税などの確定申告の期限は3月15日までとなる。

今年もオンラインで確定申告が行なえる「e-Tax」を強化しており、国税庁の確定申告書等作成コーナーではe-Tax利用時のマイナンバーカードの読み取り回数を「1回」だけに削減するなど使いやすさを向上している。

また「マイナポータル連携」も強化し、確定申告時にマイナポータル経由で控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、申告書の該当項目へ自動入力できる。今回からは医療費通知情報(1年間分)が一括で取得できるようになったことが大きな特徴といえる。

医療費控除は、年間の医療費(保険診療)が10万円を超えると、超えた部分の医療費を所得から控除する仕組み。つまり、10万円を超えた場合、収めた所得税から一定額が返ってくることになる。そのためには従来、1年分の医療費の領収書を集めて集計する必要があったが、この集計がマイナポータル上ですでに完了しているため、集計の手間がなくなった。

筆者の年間医療費は53,488円なので医療費控除の対象外でした

また、マイナポータル連携では国民年金保険料、ふるさと納税、公的年金等の源泉徴収票にも対応している。