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広島新サッカースタジアム横に「ACTIVE COMMUNITY PARK」

広島城側(東)から東側広場エリアを見たイメージ

新サッカースタジアムの建設が進められている広島市中央公園の中の、中央公園広場を対象とした広島市のPark-PFI事業「中央公園広場エリア等整備・管理運営事業」において、NTT都市開発を代表法人とするグループが公募設置等計画の認定を受けた。2023年8月着工、2024年8月供用開始予定。

同じ中央公園広場内に位置する新サッカースタジアムは、サンフレッチェ広島の新たなホームスタジアムとして計画されており、開業は2024年予定。広島市中央公園にはそのほか、中央公園ファミリープール、広島グリーンアリーナ、ひろしま美術館、広島城等の集客施設が集積している。また、都心の中で川辺や緑が揃う、アウトドアを楽しめる場所でもある。

今回認定を受けた計画では、サッカースタジアムと一体的かつ効果的に賑わいを充実させることを目的に、東西に分かれる広場エリアおよび基町環境護岸を対象として、広場と商業施設を整備。広島のアウトドアライフの代表スポットとなることを目指す。

広島城側(東)から東側広場エリアを臨む
基町環境護岸および西側広場エリアを臨む
飲食・物販店舗の内観

開発コンセプトは、活動(ACTIVE)を作り出すことで人を誘引し、コミュニティを形成することで人の滞在を促す「ACTIVE COMMUNITY PARK」。コンセプトを実現するために「ニューパークライフ」「スポーツ&ウェルネス」「広島カルチャー」の3つのポイントを軸とする。ポイントの詳細は以下の通り。

  • ニューパークライフ:都心の利便性と水と緑の自然が残る貴重な環境の中、芝生広場を活用した広島の新たな生活スタイルの提案
  • スポーツ&ウェルネス:スタジアムとの相互連携や回遊性促進によって、広島のスポーツ振興や市民の日常的なスポーツと健康増進の場の提供
  • 広島カルチャー:歴史・食・アートなど、広島の豊かな文化的資産により、県内外を訪れるきっかけになる魅力発信・誘客を促進

新サッカースタジアムによりスポーツの中心地としての役割が生まれる特徴を活かし、広島市内だけではなく広島県内、県外から多様な人々が訪れ、新たな賑わいと憩いのスタジアムパークとなることを目指すとしている。

所在地は広島県広島市中区基町15番地、事業面積は約9.7ha、延床面積は約4,300m2、規模は地上1階および2階。用途は園路・広場、修景施設、屋外トイレ、休養施設、遊戯施設、その他の施設。

グループはNTT都市開発を代表法人とし、エディオン、広島電鉄、RCC文化センター、中国新聞社から構成される。今後は実施法人であるNTT アーバンバリューサポート、NTTファシリティーズ、大成建設、日本工営、UIDとともに、4月より基本設計に着手する。