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新宿西口の大型再開発に東急不動産が参画。48階タワーなど

小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)が事業主体となりすすめている「新宿駅西口地区開発計画」に、東急不動産が新たな共同事業者候補として参画する。

同計画は、「新宿グランドターミナルの実現に向けた基盤整備」「国際競争力強化に資する都市機能の導入」「防災機能の強化と環境負荷低減」の3つの項目を整備方針とし、2022年10月の工事着手を予定している。現在小田急百貨店がある場所に、地上48階、高さ約260mの複合施設を開発するなど、新宿西口周辺を一体的に開発していく方針。

この計画に、渋谷を拠点とする東急不動産が参画。計画建物の一部について、敷地の一部を小田急電鉄が東急不動産に譲渡し、当該建物の共有持ち分を取得する方式(等価交換方式)を前提に、共同で本計画を推進していく。

13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け

計画地は、東京都新宿区新宿三丁目および西新宿一丁目各地内で、地上48階、高さ約260mの複合施設を開発する。敷地面積は約15,720m2、延床面積は約281,700m2。10月に着工し、2029年度竣工予定。

新宿グランドターミナルの実現については、駅とまちの連携を強化する重層的な歩行者ネットワークや、にぎわいと交流を生み出す滞留空間を整備。あわせて、駅前広場整備へ協力する。

2階・東西デッキ グランドシャフト

国際競争力強化として、ビジネス創発機能を整備。また、防災機能強化や環境負荷低減、帰宅困難者支援などにも取り組む。総事業費のうち、小田急電鉄と東急不動産の投資予定額は2,000億円程度。

新宿西口小田急百貨店周辺(2022年1月29日撮影)