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三井住友カード、最大5%還元・裏にも番号がない「ナンバーレスカード」
2021年2月1日 11:43
三井住友カードは、2月1日からカード券面からカード番号・有効期限・セキュリティコードの表記をなくした「ナンバーレスカード(NL)」の発行を開始する。
NLは、カード券面からカード情報の表記をなくしたナンバーレスのカード。年会費は永年無料で発行する。ナンバーが無いため、カード情報を盗み見される心配がなく、安心して買い物できる。カード番号はアプリで管理。ネットショッピングの際は、カードを手元に用意せずに、カード情報をVpassアプリから確認し、スムーズに買物できる。
国際ブランドはVisaとMastercardで、Visaのタッチ決済とMastercardコンタクトレスに対応。年会費は無料。利用枠は100万円まで。海外旅行傷害保険は最高2,000万円。利用代金明細書はWebサービスのみ。カードカラーはグリーンとシルバーの2色から選択できる。
三井住友カードの基幹カードとして初めて「年会費無料」とした一方で、海外旅行やレストランなどの付帯サービスをシンプル化している。
ポイント還元率は0.5%が基本だが、コンビニなど身近なお店の利用でよりお得になる。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドは最大2%。さらに、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドでカードのタッチ決済(Visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレス)を使うと、2.5%を追加し、最大5%の還元となる。
NLのリリースを機に、カードとアプリの一体的な活用を提案。Vpassアプリでは、「ご利用通知サービス」「あんしん利用制限サービス」など使い過ぎや不正利用の不安を解消する機能を実装する。
「最大11,000円相当プレゼントキャンペーン」も2月1日から4月30日まで実施。期間中に新規入会すると、Vポイントを1,000ポイントプレゼントするほか、カード入会月の2カ月後末までに買物利用すると買物利用金額の20%(最大10,000円相当のVポイント)をプレゼントする。詳細はキャンペーンページで案内している。
VポイントアプリですぐにApple Pay/Google Payにチャージ
また、SMBCグループの共通ポイントサービス「Vポイント」もリニューアル。新たに「Vポイント」アプリを提供開始するほか、貯めたVポイントやギフトコードを残高にチャージし、Visa加盟店やiDの加盟店ですぐに支払いできるサービスを展開する。アプリの対応OSはiOS 11以上とAndroid 5.0以上。
従来のVポイントは、一定のポイントまで貯めてギフトカードなどに変更する仕組みだったが、2月1日からVポイントアプリからすぐにiDにチャージできるようになる。1ポイント1円で相当でチャージ可能で、Vポイントが足りない場合は、クレジットカードや三井住友銀行の口座からもチャージし、iD(Apple Pay)/Visaのタッチ決済(Google Pay)で支払えるようにする。
支払いは、Apple PayもしくはGoogle Payに設定し、iD加盟店でiDとしてタッチすれば決済が完了する。Visa対応のネットショッピングでも利用可能で、カード番号をVポイントアプリからコピーし、支払いできる。
Vポイントの残高有効期限は5年、残高上限は30万円。ただし、カード申し込み直後は3万円(Vポイントギフトのみチャージ可能)で、申込み約2~3日後以降~本人確認前は5万円。本人確認にはオンライン本人確認サービス「Polarify eKYC」を利用する。
アプリのリリースを記念したキャンペーンも実施。
「アプリDL&チャージで最大2,000P還元!!キャンペーン」は、「Vポイント」アプリをダウンロードし、カードや銀行からチャージを行なうと残高の20%相当分を還元する。期間は2月1日から3月31日まで。
「『Vポイント』アプリへのチャージ20%増量キャンペーン」は、「Vポイント」アプリもしくはVpassから、Vポイントをアプリの残高にチャージ(移行)すると、申し込みポイント数に20%増量して、アプリの残高(プリペイド)にチャージする。期間は2月1日から3月31日まで。
「Vポイント祭 7,777万円相当還元キャンペーン」は、Vpassからキャンペーンエントリーし、期間中に三井住友カードで金額5万円(税込)以上利用すると、抽選でVポイントギフト1,000円分プレゼントする。期間は2月1日から4月30日まで。
「日常使い」と「安心・安全」でキャッシュレス推進
三井住友カードの大西幸彦社長は、「コロナ禍で、現金からキャッシュレスへの流れは加速しており、スーパーやコンビニでカードを使う人が本当に増えている。また、ポイント還元事業などで“貯まる”方が注目されたが、今回は“使う”ところを強化した。Vポイントは、国内だけでなく海外でもVisaのタッチ決済で使えるようになる」とナンバーレスカードと新しいVポイントの取り組みを紹介した。
非接触のニーズを受けて、三井住友カードはタッチ決済を推進。Visaのタッチ決済対応カードは1年で発行枚数が2倍、利用回数は12倍になっており、特にコンビニ、スーパーなどの日常業種では、1年間のカード利用の伸びが全業種比で2.8倍と大きく伸びた。一方、消費者の問題意識としては情報流出などへの不安は高いことから、ナンバーレスも新たに導入した。
ニーズの高い日常利用にはVisaのタッチ決済の推進とコンビニやマクドナルドでのポイントアップを提供し、安心・安全の取り組みはナンバーレスを推進。さらに貯まったポイントを使いやすくし、ニーズの高いポイント利用の利便性を高めた。ポイントについては、三井住友銀行と共通化しているほか、2021年はSMBC日興証券やSBI証券、LINE STOREなど、グループ内や提携各社のサービスでの活用も強化していく。