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アデランス、光触媒技術の衛生事業参入。「Hikarium」
2020年9月28日 14:13
アデランスと国内グループ会社のパルメッセは、太陽光や室内灯などの光が当たると、抗菌・抗ウイルス・消臭などの効果が期待できる光触媒技術を使った衛生事業を開始した。
ブランドの総称は「Hikarium(ヒカリウム)」。光触媒の「Hikari(光)」とラテン語の「arium」という中性形を名詞的に使い「~に関するもの、~のための場所」という意味合いを持たせ、「光に関するもの、光のための場所」を表す造語。
理美容室やエステサロン、飲食店、病院等向けに、光触媒コーティングスプレー「Hikarium Air iProtector」を販売する。容量は300mlで価格は3,600円。販売はアデランス公式通販サイトなど。
「Hikarium Air iProtector」は、コーティングした膜が太陽光や室内光を受けることで効果を発揮するスプレー。吹きかけた物の表面に薄い皮膜を形成し、菌やウイルス、臭いの原因を分解除去し、太陽光、室内灯の光で臭いの元を分解。銀イオンを含み、夜間や光の届かない場所でも効果があるという。用途は、カーテン、ソファー、クッション、タオルなどの布製品や、台所周り、洗面、トイレなど。
また、事業者向け衛生サービスとして「Hikarium Air iShelter」も販売。光コーティングを店舗内などに施すサービスで、施工後には施工箇所に貼る「施工済」ステッカーが提供される。
同社ではこれまで、塩化ベンザルコニウム(有効成分)を配合した手指用消毒ジェル「RiBiJo」や「ADフェイスシェルター」を発売し、衛生事業を強化してきた。今後はパルメッセを中心に、衛生事業のさらなる拡大を目指す。