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ローソン、シェアサイクル「LUUP」導入。小型で短距離向き

ローソンは、シェアサイクルサービス「LUUP(ループ)」を8月4日からローソン世田谷三軒茶屋一丁目店で導入する。料金は初乗り10分100円、それ以降は1分ごとに15円。24時間利用可能で導入台数は6台。LUUPのシェアサイクルをコンビニエンスストア店頭に設置するのは初。

導入されるのはLUUPが自社開発した小型電動アシスト自転車「LUUP Cycle Lite」。長距離移動ではなく短距離の移動に適する機体とし、タイヤが小径で、快適さと安全性のため、走行時の「軽さ」を追求。最高速度を抑える一方で、坂道などを軽い負荷で登れるようアシスト力を強化しているという。料金も短時間の乗車に適した設定としている。

小型のため、ポートを自販機1台分のスペースに設置可能。駐車場が無い都市部の店舗でも設置できる。

利用は、専用アプリをインストール後、アプリ上に表示される地図から利用可能な台数を確認し、申込み。自転車のQRコードをアプリで読み取りロックを開錠し利用する。

LUUPは、シェアサイクルサービスを5月25日より渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアの一部で展開中。同社の調査によると、サービス開始約2カ月で、8割程度のライドが「30分以下」、6割程度のライドが「1から15分」の利用だった。2017年に国土交通省が発表した資料では、港区を中心に都内で展開しているシェアサイクルサービスの平均利用時間は約37分。シェアサイクルサービスは、ラスト・ファーストワンマイルの移動に利用されているという。

ローソンは2016年よりシェアサイクルとして、ドコモ・バイクシェアの「ドコモ・バイクシェア」、OpenStreetの「ハローサイクリング」、neuetの「チャリチャリ」を9都府県の約190店舗に導入しており、LUUPは4社目の事業者。今後も、個店のニーズに合わせ、導入店舗を拡大していく予定。