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「東京アラート」発動。都庁とレインボーブリッジが“赤”に点灯

東京都庁(2日20時頃はレインボー)

東京都は2日、新型コロナウイルス感染者の増加を受け、都民に警戒を促す「東京アラート」を発動した。

2日には新規感染者が34人と大幅に増加し、都が定める基準を超えたことから発動。罰則や外出自粛要請などを伴うものではないが、都民に「警戒すべき状況」を呼びかける。アラート発動に合わせて、レインボーブリッジと都庁のライティングを、七色のレインボーから赤色に変更する。23時にレインボーブリッジから順に変更予定。

東京都庁(2日23時過ぎに赤色に変わった)

東京都では、「新規陽性者数」「新規陽性者における接触不明率」「週単位の陽性者増加比」「重症患者数」「入院患者数」「PCR検査の陽性者数」「受信相談窓口における相談件数」の7項目を活用し、日々の感染者をモニタリングしている。

2日には1日で34人の陽性者となったが、基準(50人/日)は下回っている状況。また、接触不明率についても、2日時点では50.0%で基準ギリギリとなった。昨日までは接触不明率が超えていたが、2日の陽性者のうち13人が病院の集団感染、5人が夜の街の集団感染だったことから、やや下がった。夜の街の感染者が増えているが、そのうち半数が新宿界隈とのこと。

週単位の陽性者増加比では、基準の2を上前る2.15となった。専門家の見解でも「警戒すべき状況」として、東京アラートを呼びかけることとした。

なお、東京都のロードマップでは、6月1日にステップ1からステップ2に休業要請が緩和され、一部店舗の営業等が始まったばかり。東京アラート発動後もステップ2のままで変更はない。

小池都知事は、特に夜の繁華街など3密のリスクが高い場所には注意する呼びかけるとともに、新しい日常や、事業者におけるガイドラインの遵守を要請。また、出勤もテレワークと時差通勤を呼びかけた。

東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議 YouTubeから