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なぜ1世帯2枚? 効果ある? 厚労省が布マスク全戸配布でQ&A公開
2020年4月14日 20:08
政府は、今週から順次、全国すべての世帯に布マスクを配布する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため施策で、厚生労働省は「なぜ2枚ずつ」なのかなどの疑問にこたえるページをQ&Aページを開設している。4月13日版の主な内容を転載する。
問1:布製マスクを全戸配布する理由は? なぜ2枚?
布製マスクは、使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能。店頭でのマスク品薄が続く現状を踏まえて、確保の目途が立った布製マスクを、国民に幅広く、速やかに配布するために、日本郵便の配送網を活用し、全国の世帯に向けて、1住所当たり2枚ずつ配布することとした。
問2:家族の人数が多く、2枚で足りない。どうすれば?
小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等には4月中旬から順次、布製マスクを配布し、児童生徒に配布する予定。また、介護施設、障害者施設等の利用者向けに、介護施設、障害者施設等に対し4月上旬までに布製マスクを配布している。
なお不足する世帯への対応方法については、現在検討中。全世帯向けに1住所当たり2枚を配布し終える5月中旬を目途に受付を開始することを予定している。
問3:布製マスクに効果はあるか?
布製マスクには以下のような効果があると考えている。
1.せきやくしゃみなどの飛散を防ぐ効果があることや、手指を口や鼻に触れるのを防ぐことから、感染拡大を防止する
2.マスクの着用により、喉・鼻などの呼吸器を湿潤させることで風邪等に罹患しにくくなる
3.洗濯することで繰り返し利用できるため、店頭でマスクが手に入らないことに対する国民の不安の解消や、増加しているマスク需要の抑制により、医療機関や高齢者施設などマスクの着用が不可欠な方々にしっかり必要な量を届けるという効果
問4:どのように届くか。対面で渡されるか
日本郵便の全住所配布のシステムを活用して、一住所当たり2枚ずつ配布する。日本郵便が、対面の配達ではなく、ポストに投函して届ける。
問5:いつ頃届くか
4月12日の週後半以降、感染者数が多い都道府県から順次、配送を開始する。今後、都道府県別のおおよその配送スケジュールが分かるような情報を発信していく。
問6:どこから配り始めるか
感染者数が多い都道府県から順次、配送を開始する予定。具体的にどこから配布するかは、感染者数の動向を踏まえて検討。
問7:再利用しても、品質上問題ないか
洗濯による繰り返しの再利用が品質上問題ないことを確認している。洗濯により多少縮む。
問8:どのくらいの頻度で洗えば良いか
1日1回の洗濯を推奨。汚れがついたら、その都度洗濯。
なお、フリマアプリのメルカリでは、政府配布の布マスクを「禁止指定物」としており、出品しないよう要望している。違反行為を確認した場合、商品の削除やアカウントの利用制限等を行なう。