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ホテルの歯ブラシ・クシ等が脱プラ。JTBら、新素材で製造・販売
2019年12月19日 12:16
JTB商事は、新素材の開発・製造・販売を行なうTBMおよびBioworksと連携。宿泊業界のプラスチック削減推進を図り、石油由来原料を削減する素材を使ったアメニティ用品の販売を本格開始する。
3社の連携により販売を開始するアメニティ用品は、歯ブラシ、コーム、ランドリーバック、サニタリーバック、ヘアブラシ、カミソリ、ストロー、カトラリー。
TBMは、石灰石を主原料とする、紙やプラスチックの代替となる新素材「LIMEX」の開発・製造・販売を行なう。今回LIMEXが採用されるのは、歯ブラシ、コーム、ランドリーバック、サニタリーバック、ヘアブラシ、カミソリ。コームは販売開始済、カミソリは2020年4月以降、その他は2020年2月取扱開始予定。
Bioworksは、石油由来のプラスチックと同等の性能を持つというバイオプラスチック「Plax」(改質ポリ乳酸コンパウンド)を開発。Plaxは100%バイオ由来で、耐熱性、強度、柔軟性に優れるとしている。今回Plaxが採用されるのは、ストロー、カトラリー。2020年2月に取扱開始予定。
宿泊施設を中心とした消耗品・装備品販売、コンサルティングを行なうJTB商事は、全国営業拠点を通じ宿泊施設へ情報を発信。販促ツールの作成や宿泊施設向けアメニティカタログ「One-stop Express」への掲載を行なう。
また3社は、JTB商事提携企業の協力のもと、使用済みのアメニティ用品を回収。再生製化するアップサイクルのモデル構築を検討する。