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三井不動産「50ハドソンヤード」にFacebook東海岸最大拠点
2019年11月15日 18:51
三井不動産は、参画している「50ハドソンヤード」にて、Facebookと米国東海岸最大拠点となる賃貸借契約を締結したことを発表した。
Facebookとの契約面積は約100,000m2超。既に契約済みの資産運用会社ブラックロックの賃貸借面積と合計すると全体面積の約75%が契約締結済みとなる。
50ハドソンヤードは、三井不動産が、米国子会社Mitsui Fudosan Americaを通じて参画したニューヨーク・マンハッタンにおけるオフィスビル開発事業。マンハッタンにおいて過去最大の複合開発である「ハドソンヤード」における事業とする。
オフィスを主要用途とした地上58階地下3階建、敷地面積約6,400m2、延床面積約264,000m2とマンハッタンの単体オフィスビルとして最大級の規模。地下鉄7番線「34丁目ハドソンヤード駅」直結で、マンハッタンでは希少な車寄せと一定台数の駐車場を具備することなどが強みとしている。総事業費は4,000億円超、三井不動産の事業シェアは9割。竣工は2022年予定。
ハドソンヤード再開発は、マンハッタンのミッドタウンウェストに位置し、合計約11haの開発敷地をもつ大規模再開発プロジェクト。タイムズスクエアやグランドセントラルステーションを結ぶ地下鉄7番線が開通しており、長距離列車の始発駅で、ロングアイランド方面およびニュージャージー方面への通勤電車(New Jersey Transit)の始発駅でもあるペンステーションも徒歩圏にあるなど、交通利便性に優れているという。
5棟のオフィスビル、100以上の商業施設、約4,000戸の住宅、約6haの公共オープンスペース、200室を超える高級ホテル、文化施設、学校などが整備予定。既にコーチ本社やロレアルアメリカ、SAP、KKR、ボストンコンサルティング、タイムワーナー本社などが入居し、マンハッタン初出店の高級百貨店「ニーマンマーカス」も開業。周辺では約1.6haの公園を整備し、緑と憩いの空間という特性も兼ね備えるとしている。
ハドソンヤード再開発は、デベロッパーである「Related Companies」およびカナダ最大の機関投資家の1つである不動産投資会社でデベロッパーの「Oxford Properties Group」が開発を主導している。