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ロボットフレンドリー環境に向けたタスクフォース設立
2019年11月12日 16:36
経産省とNEDOは、ロボットの社会実装を加速するため、「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」を設立した。ロボットは社会からの期待値が高い反面、実装可能な業界が限られている。この状況を打開し、より幅広い業界にロボット導入を促進することで人手不足を解消することが狙い。
既存のロボットは特定企業を想定した狭い範囲で活用する専用機的なものが多く、高機能かつカスタム仕様による高コスト化によりロボットを活用する機会を妨げていた。
今回の取り組みの特徴は「ロボットフレンドリーな環境」を作ること。利用者側がロボットを導入するために既存の業務プロセスや施設環境等を見直し、ロボットに合わせた環境を作ることを前提としている。
つまり、ロボットが通れない場所があれば、ロボット側を変えるのではなく場所をロボットに合わせ、ロボットが通れるようにする。これによりロボットが対応できる環境のハードルを下げ、より多くの業界でロボット導入を促進することが狙い。
この前提の元、より多くの共通要素を洗い出し、施設管理や小売り、飲食、食品の3分野にフォーカスしてロボット実装実現の可能性を探る。
タスクフォースのメンバーには、従来からロボットの開発に積極的であったトヨタやホンダ、パナソニックなど以外にもさまざまな業界から参加している。タスクフォースで創出したロボット実装モデルは将来的には類似業界にも共有することで横展開し、人手不足をロボットで解消する。
【ユーザー】
イオン
がんこフードサービス
キユーピー
スシローグローバルホールディングス
トヨタ自動車
パナソニック
パルコ
東日本旅客鉄道
ファミリーマート
本田技術研究所
三菱地所
森トラスト
ロイヤルホールディングス
ローソン
【システムインテグレーター等】
学校法人青山学院大学
FA プロダクツ
QBIT Robotics
ソフトバンク
TechMagic
学校法人東海大学
東陽機械製作所
日本ユニシス
【事務局】
経済産業省製造産業局ロボット政策室
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構ロボット・AI 部