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macOS Catalina提供開始。iTunesはApple Music、Podcast、TVに
2019年10月8日 12:19
アップルは8日、macOSの最新版「Catalina」を無料のソフトウェアアップデートで提供開始した。iTunesアプリが、3つの新しいアプリ「Apple Music」、「Apple Podcast」、「Apple TV」に置き換わり、各アプリを使って音楽、映画、ポッドキャストなどを楽しむ形となる。ユーザーの既存のミュージックライブラリ全曲へのアクセス、iTunes Storeからの新規購入は、新アプリ「Apple Music」から行なえる。Catalinaは2012年中期以降に発売されたMacに対応する。
Apple Podcastsでは、カタログに含まれる70万以上のポッドキャストが聴けるほか、新しいエピソードが追加されると自動的に通知してくれるオプションも用意。新たに用意された番組のカテゴリ、コレクション、検索ツールを通じて、現在のイベント、人物、特定の語句などから、目的のエピソードを探すことができる。
Apple TVは、映画やテレビ番組を見つけ、視聴する方法を1つに集約したアプリ。Apple TVチャンネル、利用者ごとのおすすめ作品、iTunes Storeで提供中の10万本以上の映画やテレビ番組を視聴したり、気に入った作品を購入・レンタル可能。Appleオリジナルビデオ作品のサブスクリプションサービス「Apple TV+」も米国時間の11月1日に開始予定で、このサービスもApple TVアプリで視聴できる。
月額600円(税込)の「Apple Arcade」に登録すると、サブスクリプションでゲームが楽しめる。Macだけでなく、iPhone、iPad、iPod touch、Apple TVでもゲームがプレイ可能。外出先でセーブしたポイントから、自宅の別のデバイスでゲームの続きが遊べる。多くのゲームタイトルは、Bluetooth対応のXboxワイヤレスコントローラー、PlayStation DUALSHOCK 4などの専用コントローラーにも対応する。
新機能Sidecarを使うと、Macの2台目のディスプレイとしてiPadを利用可能。作業中の内容を2台のディスプレイの間に広げて表示できるようになる。Sidecarを通じてiPadのディスプレイをタブレット入力に利用し、スタイラス入力を使ってイラストやスケッチを描くといった使い方も可能。Sidecarはケーブル接続で利用できるため、iPadをMacで充電しながら作業できる。ワイヤレス接続も可能。