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大丸心斎橋店、86年ぶり本館建て替え。9月20日オープン
2019年6月11日 20:41
大丸松坂屋百貨店は、大阪・心斎橋の「大丸心斎橋店 本館」を9月20日にグランドオープンする。86年ぶりとなる本館建て替えにより、心斎橋エリアの新たなランドマークとして生まれ変わる。
大丸の創業の地で、300年の歴史を持つ大丸心斎橋店が、本館の建て替えを終え、9月20日にリニューアル。多くの富裕層顧客、日本有数のインバウンド顧客の吸引力などの心斎橋店の強みを増幅させる店づくりと、新たなサービスや体験など“リアル店舗でしか味わえない付加価値創造”を目指すという。ストアコンセプトは「Delight the World 世界が憧れる、心斎橋へ。」。
大丸心斎橋店本館は、高さ約60m、地上11階、地下3階(売り場は地上10階、地下2階)で、延べ床面積は66,000m2、売り場面積は40,000m2(旧本館は49,000m2、31,000m2)。南館と、2021年グランドオープン予定の北館の3館体制の複合開発の先駆けとなる。
旧本館を手がけたウィリアム・メレル・ヴォーリズによる建築を継承。旧本館の採取可能な部材は再利用し、困難な部材は原型型取りの上、最新技術で再現し、継承すべき空間を再構築したという。
フロアには、関西初出店の37店舗、新業態50店舗などを含む370店舗が出店。1~6Fがメインの物販センターとなり、9Fには今後北館と一体化したインバウンドセンターを構築。7Fには「心斎橋テラス(仮)」を設置し、“都会のオアシス空間”を提供するという。B2・B1・10Fは食物販、レストランフロア。
1F-10Fエスカレーターサイドには、高さ50m、幅4mのLEDモニター「D-WALL(仮)」を設置。ヴォーリズ建築とデジタル技術を融合した、新しい本館を表現するシンボルと位置づける。
館内の全ての電力は100%再生可能エネルギーを利用。7Fテラスと屋上は積極的な緑化を実施し、屋上ではミツバチの養蜂活動を展開する。
また、大阪市と姉妹都市のミラノ市で展開する「ミラノ・フォーリサローネ」とパートナーシップを結び、心斎橋の街を舞台に新たなデザインの祭典「OSAKA×MILANO DESIGN LINK」を展開する。